既に全国ニュースで広く伝えられていると思いますが、日本から地球の反対側で発生したチリ地震による津波。その波が徐々に日本に近づいてきているようです。既に日本時間で昨日の午後11時にハワイで55cmの津波が観測されているので、日本海域まで津波が到達する可能性は十二分にあると思います。
しかも津波は数字上「数十センチ」でも実際はもっと大きなものになったりしますし、まして大潮明けの満潮に重なると潮位はかなりのレベルまで達して、陸地まで浸水する可能性があります。
昨日が「浜下り」という1年で最も潮の干満が大きいと言われる時期だっただけに、今朝の満潮時に津波が重なるとかなりの水位にまで海水が達する可能性があります。
那覇で「午前9時1分・190cm」、宮古島で「午前9時11分・169cm」、石垣島で「午前9時1分・170cm」とかなりの潮位になる時期。
昨日の時点での津波到達予測時間は那覇で午前7時半、宮古・八重山で午前8時と満潮の時間にかなり近いタイミング。
今のところ沖縄など南西諸島には「20cm未満の津波」との予測になっていますが、現在、津波注意報が発令されている東日本の太平洋側では「1m」の津波ということになっているので、潮のタイミング次第では岸壁を越えて海水が陸上まで入ってくるかもしれません。
日本各地の特に太平洋側では朝に海の近くには行かないようにして欲しいものです。
とにかく朝が山場なので、気象庁などの情報をこまめにチェックして、海には近づかないようにして津波をやり過ごしたいものです。
あれから3年が経過しても未だにあの津波の映像は目に焼き付いていますので、どうか何事もないように祈るばかりです(T人T)
それにしてもなんで潮の干満が最も大きくなるこの時期に津波というか地震が起きるんでしょうね。しかも沖縄など南西諸島への津波到着のタイミングと満潮時間が重なるなんて・・・
1年で満潮時でも2m近くの潮になるのは珍しいのに、そこに津波による潮位上昇が重なると、沖縄では一部で海水が陸上まで上がってしまいそうですね。
もちろん街中まで海水が来ることは無いとは思いますが、港など海の近くの施設では一部で浸水の可能性もあるかもしれません。
予報のように20cm未満の津波なら大丈夫だと思いますが、もし津波注意報レベルの1mの津波だとかなり沖縄への影響が出てくるかもしれません。なにせ満潮時に2m近い潮位に+1mとなると3mの海水面上昇にはさすがの沖縄でも対応できませんからね。
でも潮の干満が大きい時期が故に、満潮の時間を超えれば一気に潮位が下がりますので、あとはタイミング次第。
何事もなきように願うばかりです。
まずは津波注意報が発令されている東日本。
無事を願います。
2014年04月03日
この記事へのコメント(承認されたもの)