多分、本土の方はこの数値を見てもピンと来ないと思いますが、沖縄に住んでいると背筋が氷る数字なんです。
「中心気圧895hPa」
しかもこの数値のまま、フィリピンに上陸しそうなので、その威力はまさに「猛烈」なもの。首都のマニラは進路から外れるものの、リゾートでも有名な「セブ島」に関しては直撃の可能性が高いんです。
その前にセブ島東のサマールに上陸するかもしれないので、セブに行くまでにある程度の勢力ダウンはするかもしれませんが、あくまで数値的な話。
さすがの沖縄でも900hPaを切る中心気圧で台風が直撃することはなかなか無いですし、何より海水温が徐々に落ち着く始めるこの11月になってこの勢力まで発達するのは珍しいと思います。もちろんフィリピンは赤道にも近いので沖縄近海よりも海水温は高めなのはわかりますが、それでもこの勢力まで発達してそのまま直撃するのはなかなか無いと思います。
正直、想像を絶する威力だと思いますので、沖縄同様に台風対策はできているとは思いますが、かなりの大きな影響があるかもしれません。
ただ隣国のことでも日本にはなかなか情報が入ってこないのが現実。
同じ島国として台風30号からの影響が気になるばかりです(/_;)
どうか被害が出ないことを隣国の日本・沖縄から願っています(T人T)
ちなみに沖縄にも既に波は入ってきていて、今日はまだマシですが明日の八重山では「2mのち3mの波・うねりをともなう」とのことなので、遠い台風ですが波は確実に入ってきているようです。まぁ船の欠航レベルではないのですが、ただこれだけ強力な台風なのでうねりは大きそうです。波の高さよりもこのうねりの方が船には影響が大きいですからね。
波のピークは11月10日かな〜?(台風は遠ざかっていく段階の方が波が高い)
波の方向は東から西へのものなので、南北に航行する波照間便は沖縄〜奄美〜鹿児島航路には多少なりに影響があるかもしれません。先の話のように欠航しなくても酔いやすい長期周期の揺れに悩まされそうですね。
船酔いしやすい方でこの週末に離島行きの船に乗船される方は酔い止め服用など万全の対策をしておくことをお勧めします。
ただこの台風30号のおかげか沖縄海域の雲はほとんど無く、今朝の那覇は快晴。台風って近くにいると厄介だけど、ある程度遠くにいると雲を持っていってくれるので良い天気になるんですよね。
まぁこの境界線が問題なんですが、今回はうまい具合に沖縄に良い天気を今のところもたらしてくれているようです。
でも台風に最も近い八重山には雨雲が少しだけ点在していますが、まぁここが境界線なのかな?台風は徐々に沖縄からは離れている方向なので、八重山周辺の雨雲も徐々に減って、そのうち沖縄本島同様に良い天気になると思いますよ。
まずは中心気圧が「895hPa」のまま台風30号が直撃するフィリピン。
取り越し苦労であることを願うばかりです(/_;)
2013年11月08日
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