
台風19号は迷走状態から脱したようで、昨日は西に順調に進んでいます。
でもその迷走状態もあって、勢力が「910hPa」までアップして、勢力の表現として最大の「猛烈な」ものになっています。
なので台風は直撃こそしないものの、ここまで勢力が強いと近海にいるだけで波と風はかなり入ってきそうです。
特に波はかなりのものが入ってきそうで、昨日までは波照間便の朝1便だけは出港していましたが、今日は全便欠航。北からの波なので高波が入ってくる北航路の西表上原便と鳩間便はこれで3日連続欠航。
慶良間便も昨日は高速艇こそ欠航したもののフェリーは運航していましたが、今日はそのフェリーも欠航。
まぁ本島海域は今日が台風の最接近であとは遠ざかるだけなので明日以降は回復傾向になるかもしれませんが、宮古や八重山はまさに明日が最接近。もしかすると風速15m以上の強風域に入るかもしれませんが、まぁこの強風域はあくまで机上の話なので入ろうと入るまいとそんなに状況は変わりませんけどね^^ゞ
どのみち海は大シケだと思いますので、この週末っていうか連休中は沖縄旅行に来ても泳ぐのは安全が確保されている湾状のビーチ以外は避けた方が良いと思います。っていうか湾状の海でもこの強風・高波だと厳しいと思いますので、出来ればこの連休中は海は見るだけで泳ぐのは避けて頂きたい次第です。
特に宮古や八重山は興味本位でも海に入るのは止めた方が良いと思います。見た目は大丈夫そうでも中は猛烈に流れが速い場合が多いので、この連休は海で泳ぐのは出来るだけ避けて欲しいものです。
中でも黒島の仲本海岸や来間島の長間浜や阿嘉島のニシ浜はもともと左右の流れが速いので、遠くに台風がいても猛烈に流れが速くなる恐れがあります。まして今回のように「猛烈な」勢力のものだと流れも猛烈なので、どうかこの連休中は海で泳ぐのは控えて頂きたいです。
せっかくの連休ですが、逆にせっかくの連休だから安全第一でお願いします。無事に帰るまでが「旅行」ですからね。
しかし問題なのは台風19号よりもおそらく今日・明日には台風20号になると思われるマリアナ諸島近海の熱帯低気圧。いわゆる台風20号のタマゴ。
先日、本土に大きな被害をもたらした台風18号と同じような進路を進みそうなんです。
本土の気候が急に秋に陽気になってきたと思いますので、太平洋高気圧の勢力が弱くなってきて、台風が北上しやすくなっています。太平洋高気圧の勢力が強ければそのまま西に進んで沖縄方面に来てしまうのですが、この9月はどうも勢力が弱いようで先日の台風18号と同じような感じになりそうです。
しかも今回はマリアナ諸島近海と言うことで海水温が高い場所での発生になると、かなり勢力が強くなる可能性があります。
先日の台風18号は本土に直撃したものの、勢力が「970hPa〜985hPa」とそんなに強くなかったので、雨の被害は大きかったですが暴風などの被害はそれほどでも無かったと思いますが、今度の台風20号が発生すると北上する過程でかなり発達しそうです。
まだ台風になっていないのでどんなルートでいつ頃本土方面に来るかまだ明確には分かりませんが、通常だと発生から1週間後前後に最接近することが多いので、来週後半あたりがポイントです。
とはいうものの、まだ本土の直撃すると決まった訳じゃないですし、偏西風に乗って上手く東へ抜ける場合もありますので、今はまだ状況を見守る程度にしておきましょう。
まぁ本土に向かっていく台風は全国ニュースでも取り上げてくれますからね〜。
反面、台風19号は沖縄近海しか影響が無さそうなので全国ニュースではその存在も伝えていないところも多いですからね(/_;)
同じ日本なのにね・・・(天気予報によっては地図から沖縄が見切られているものも多い)
とにもかくにも今夜から明日が宮古・八重山に台風19号は最接近しそうで、そして今日にも台風20号が発生して、18号と同じような進路を進みそうな感じです。
先日の18号でも避難指示もろくに出ていなかったようですし、実際に避難をしない人も多かったようですが、もし今回の20号が発生して同じような進路を進んだら、18号とは桁違いの影響がありそうなので、今度こそ避難をするようにお願いしたい次第です。
台風シーズン「超」ピークですからね。