2012年09月26日
本土は接近中の台風18号より17号を気にした方がいいと思う。
昨日の全国ニュース。さすがに台風情報を気象コーナーのトップでやっていましたね。
・・・でも台風18号。
沖縄に接近中の台風17号が「905hPa」と超強力な大人レベルの台風に対して、本土に接近中の台風18号は「990hPa」と子供レベル。
でもニュースでは台風18号しか取り上げていないところもありましたね(/o;)
正直なところ、台風18号は確かに北上して本土に接近しそうになりますが、本土に近づくにしたがって偏西風に乗って急激に東へ進路を変えると思われます。
結果、本土への台風18号の接近は基本的には無いと思います。あっても強風域の一部がかかる程度で、しかも台風の西側というあまり天気が荒れない部分がかかるだけなので、台風自体の影響はさほど心配いらないと思います。
ただ本土近海には秋雨前線が停滞しているので、これとの干渉で大雨になるエリアもあるとは思いますが、ただ実際のところそれ以上に本土は気をつけなければならないことがあります。
沖縄に接近中の台風17号。
先の話のように「超強力」な台風で、まさに沖縄へ接近中ですが、その沖縄に接近した後は先の18号同様に偏西風に乗って本土方面に進む可能性があるんです。
確かに沖縄ほどの最接近は本土では無いかもしれませんが、何せものすごい勢力の台風なので接近しなくてもその影響は本土の太平洋側一体に及ぼす可能性があります。
そういう意味でも本土の気象情報でも台風18号より17号の情報をもっと流した方が良いのでは?
台風は事前に備えていればそんなに被害も大きくならないんですが、どうも本土の台風情報は間際になってから、しかも事後情報ばかりであまり役に立ちません。
台風はいかに事前に情報を察知して、十分な対策を取るか否かでその影響も大きく変わります。
現に同じ台風でも沖縄に直撃しても大きな被害はあまり聞きませんが、その後勢力を落として接近した本土では大きな被害を耳にします。確かに沖縄は山や川が無いから土砂災害などが起こりにくいだけなのかもしれません、それでも本土は沖縄に比べて台風に対して弱い感じがどうしてもします。
おそらくその違いは「備え」だと思います。「慣れ」ではなく「備え」が全く違うのかと思います。
沖縄はみんな台風のホントの恐怖を知っているので、万全に備え、かつ細心の注意をはかっていますが、本土はどうも「台風は他のエリアのもの」という発想があるようで、メディアもあまり積極的には取り上げていないように思えます。
でもここ数年、本土へ直撃する台風も多いですよね。
もはや本土も温暖化の影響で亜熱帯化をしつつあるようなので、台風も他人のことではなく自分のこととして考えた方がいいような気がします。
今回も子供レベルの勢力でしかもそのまま東へ抜けてしまう可能性が高い台風18号ばかり着目しないで、そろそろ台風17号のことも積極的に取り上げて欲しいものです。もちろん直撃の恐れがある沖縄も含めて、その後の本土への進路も早めに周知させた方がいいと思います。
備えあれば憂いなし。
まさに台風はこの一言に尽きます。
そしてまた沖縄に最接近した時だけ、その暴風雨の中にレポートを立たせる「自殺行為の報道」だけは止めて欲しいものです。あんなことをやっても何の意味もありません。むしろ接近前に注意喚起して、接近中は停電や交通情報などをメインにすべきではないでしょうか?
あんな新人レポーターいじめのような報道はもう止めて欲しいものです。
今週末に沖縄近海に台風17号が接近しそうですが、また同じ過ちをくり返しそうです。無駄な情報ばかり流して本当に必要な情報を一切流さない既存メディア。
その代わりにツイッターなどの個人のソーシャルメディアが情報を流してくれて、いかに既存メディアの存在価値が無いというのが台風時には特に伺えます。
とにもかくにも本土は台風18号より沖縄に接近中の17号に注意して欲しい次第です。
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/09/26-08:54
| Comment(2)
| 沖縄台風/災害情報
題名の台風が逆になっていますね。
失礼しました^^;