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2012年09月17日

台風16号は足早に通過してくれました。

台風16号。過ぎました。今朝の沖縄は台風一過とまでは行かないかもしれませんが、青空も望めています。風もまだ残っていますが、風速7mぐらいなので強風とまではいかないレベル。

町中は昨日とはうってかわって落ち着きを取り戻した感じです。

ただまだ海は大荒れ。でも慶良間便については高速艇こそ全便欠航ですが、フェリーに関しては渡嘉敷も座間味も運行するようです。ただ台風から最も離れていた八重山でもその台風による影響は大きくて、今朝の段階でも波照間便、西表上原便、鳩間便など外洋を航行する便については午前中は欠航が決定。午後もまだ状況次第ということで、沖縄近海の船は今日一杯はまだ欠航便も出るかもしれません。でもこの様子だと明日には通常運行に戻りそうなので、今回は台風が足早に過ぎ去ってくれたので影響も短い時間で済むかもしれません。

とりあえず飛行機も昨日の夕方から再開されたので、今日は通常運行に戻っていると思います。

ただ結局のところ連休のど真ん中に台風が直撃したので、観光業などへの影響はかなり大きい台風だったかもしれませんね。まぁこの時期の沖縄はもともと台風が多いのでいつものことなのかもしれませんが、ここまで連休のど真ん中に台風が直撃するのも珍しいので、台風の直接的な影響もさることながら経済的な影響も気になります。

ちなみにまだ状況はわかりませんが、今回は潮位上昇時の台風直撃による河川の氾濫などがあったぐらいで、屋根が飛ばされたとか建物が破壊されたとかの暴風雨による影響は少なかった気がします。もちろん、昨日の時点で台風が直撃したやんばるあたりでは、西側の国道58号線大宜味あたり土砂の流出により通行止めになったり、東側の国道331号線瀬嵩/汀間/嘉陽あたりで路肩の崩落により通行止めになったりしましたが、幸いこの2つの通行止めも迂回するルートがあったので、集落の孤立という状態にはならなかったようですしね。


ただ今回は先の話のように潮位上昇時に台風が直撃したというタイミングの悪さで、各地で床下浸水が相次いだらしく、特に那覇市街では多くの場所で道路が冠水したようです。昨日は新月のまさに「月齢0歳」の大潮。しかも台風が再接近した朝がちょうど満潮でしかも潮位が特に高い時期だったので、そこに台風による高波と潮位上昇が相まって、標高が低い那覇市街などで道路などが冠水したらしいです。

とはいうものの、もともと那覇市街の治水はあまりいい状態ではないですし、何より今回は大潮の満潮と台風直撃が完全に重なったという不運。ここまで完全に重なることは滅多に無いので、今回は致し方なかったのかもしれません。

何より今回の台風でプレファブが飛ばされたり、屋根が飛ばされたり、大規模な土砂災害があったりという直接的な影響を今のところあまり耳にしないので、ちょっとだけ安心しました。なにせ台風が接近する前は中心気圧が「900hPa」なんてこともあったので、直撃したらシャレにならないと思っていましたからね。

今回は台風が直線的に進んで、しかもスピードアップしてくれたので被害も最小限で済んだのかもしれませんね。

確かに当初は16日は1日台風の影響にさらされると思っていましたが、結局夕方には完全に過ぎ去って、飛行機も再開していましたからね。空港も24時間程度の欠航で済んだようですからね。なにせ私が以前経験した2004年の台風の時は丸2日間空港が閉鎖になって、3日目も飛行機の運航が再開したのは深夜なので、実質3日間欠航でしたからね。

それに比べれば丸1日の欠航で済んで良かったです。


当初は「記録づくしの台風」と懸念されていましたが、どうにかその記録は残らなくて済みそうですしね。でも上陸時の最低気圧はもしかすると過去のトップ10に入るかもしれませんね。確か通過後の中心気圧が「925hPa」だったと思いますので、もしかすると上陸時はもっと低かったかもしれません。「924.4hPa」を下回れば過去のトップ10に入りますからね。

ただあくまで数値的な話で、過去のそのトップ10に入る台風は多大な被害をもたらしたものばかりなので、そういう意味では今回の台風はそんなに大被害というイメージではないので、イメージ的にはトップ10には入らない気がします。

まぁ無事に通過したのでトップ10に入ろうと入るまいとどっちでもいいですけどね^^ゞ


ちなみに今回の台風による影響。

こんな感じの数値データが残っています。


・最大瞬間風速は与論島で「57.1m」、国頭村で「55.3m」、伊是名で「52.6m」、南城市で「41.6m」、那覇市で「41.5m」、うるま市で「39.4m」
・停電範囲は沖縄で最大「62000戸」、奄美で最大「48000戸」
・大潮の満潮と台風による高潮が重なったために各地で床上、床下浸水(名護市呉我/喜瀬、東村、本部町、国頭村、那覇市鏡原/前島、うるま市、宜野湾市など)
・国道58号線の大宜味村根路銘付近が土砂が流れ込んだために通行止め、国道331号線の名護市瀬嵩/汀間/嘉陽あたりで路肩が崩落して通行止め


とりあえず今日まではまだお休みなところが多いので、実際の被害などの情報は明日以降にならないとわからないかもしれませんが、個人的には最悪の事態は免れたのかと思います。

っていうか沖縄や奄美などの南西諸島よりも本土の方が気になりますね。本土の場合、山や川があるのでちょっとの豪雨ですぐに土砂災害に繋がりますからね。

まだ台風16号は対馬近海にあるので、その東側がかかる西日本では局地的な豪雨がもうしばらく残ると思いますので、少なくとも今日いっぱいは十二分に注意して下さいね。



posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/09/17-09:38 | Comment(0) | 沖縄台風/災害情報
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