台風が来ると、このブログへのコメントが多くなりますが、ホントは1つ1つに返答したいものの、やり始めると「コメント」ではなく、半ば「相談」や「会話」状態になってしまいます。
結果、今回もコメントこそできるものの、承認作業を停止しているので、ブログのコメント欄には表示されていないと思います。でもブログの管理画面で1個1個のコメントにはきちんと目を通していますので、台風の影響が過ぎたらきちんと返信いたします。
沖縄旅行を計画していて、その時期に台風が来そうになると不安なのはわかりますが、自分の旅行なんですから自分で行くか否か、また行った場合にどのようなスケジュールにするかは「自分」でお考え頂きたいものです。
そういう意味で、「自分で判断」するために台風情報を発信しているわけなので、その点をご理解頂き、そして自分自身で納得がいく結果を出して欲しい次第です。
行くにしても行かないにしても後悔しないように心がけて頂きたいです。
そして今回はそんな台風が発生したときに少しでもみなさんのスケジューリングに役立てばと思い、ちょっとした台風時のコツをお教えできればと思います。といってもあくまで「我流」なものなので、実際はどうかわかりませんけどね^^ゞあくまで私が経験したものをそのまま綴っているだけなので、実際は違うかもしれませんが、あくまで先の話のように自分で判断するための参考になればと思い、綴ることとします^^ゞ
■台風が発生すると最接近するまでは意外と良い天気
台風が来ると、いかにも「嵐」というイメージがあると思いますが、得てして台風が来る前はいつも以上に天気が良くなることが多いです。おそらく台風が周辺の雲を持っていってくれるからでしょうか?しかもその良い天気も台風が最接近する前日とかまで続く場合もありますので、もし台風が旅行予定の中で来そうな場合は、むしろ台風前ならラッキーと思うようにすると良いかも?
ただ台風後の一過は、正直なところすぐに良い天気にならないですし、何より高波が台風後は残るので、そういう意味でも台風前の方が天気も良くてまだ波も高くなっていないので、遊ばれるにはいいコンディションかもしれませんよ。
■旅行期間中に台風が来そうな場合は予定を前半に詰め込む
先の話のように、台風前は意外と天気が良いので、やりたいことをできるだけ台風が来る前の期間に入れるといいと思います。ちょっと慌ただしくなるかもしれませんが、どのみち先にやりたいことをしておけば、後半は楽になるのでのんびりできますからね。
やらないで後悔するより、可能ならば先にやっておきましょう!
ちなみに台風一過を期待して後半に予定をもってくると、台風一過は確実に来るわけじゃないですし、何より高波が残るので台風が来る前ほどの自由はありません。また海も濁っていますし、なにより台風は予想到達時期より遅くなる傾向が多いので、台風一過も遅れる場合もあります。そういう意味も含めて台風が来る前にいろいろ済ませた方が良いんですよね〜。
■台風の中心がどちらにあるかによって同じ強風域でも天気は大きく変わる
北半球の台風って基本的に反時計回りなので、台風の中心から東側は南風、西側は北風になるので、この東と西では大きく天気が変わります。南風が吹く台風の東側は南から湿った空気が入りますのでものすごい豪雨になりやすいですが、逆に北風が吹く西側は大陸からの乾いた空気が入ってくるだけなので、意外と雨が少なめ。しかも波も東側の方が高くて西側の方がそれほどでもないこともしばしば。
先日の台風15号の時がいい例?(悪い例?)で、沖縄本島を直撃しましたが、沖縄本島ではそれほど大きな被害はなかったものの、台風の東側に位置する奄美諸島では各地で観測史上最大の降水量を記録し、そして全域で停電。逆に台風の西側に位置する宮古や八重山では青空も望めるぐらいでした。どちらも沖縄本島からの距離はそんなに変わらないのに、この天気の差。
いかに台風の中心がどこを通るかによって天気が大きく左右されるかが伺えます。
とはいうものの、台風の西側だからといって安心できるわけではなく、あくまで東側よりは望みがあるということをご理解願います。
■飛行機は意外と強い!船は意外と弱い^^;
台風時には同時に高波が入ってくるので、とにかく船への影響はとても大きいです。強風域に入る前から波が高くなってくる場合もありますが、何より船の場合は行って戻らないとならないので、行きは波がOKでも帰りが厳しければ欠航になります。ですので目の前の海が穏やかでも船は欠航になります。そして台風の後も波は2日は残りますので、天気が回復しても船の欠航が続く場合がありますので、前にも後にも船は欠航が長くなりがちです。
逆に飛行機は風向き次第かもしれませんが、台風の強風域に入っても序盤ならまだ欠航にならないことが多いです。また台風が過ぎた後もまだ強風域を抜けきらないうちに飛行機は再開されることが多いので、結果的に飛行機の欠航する期間はそんなに長くなりません。普通の台風なら丸1日。大型の台風の場合でも2日欠航になる程度。船だと下手すると1週間近く欠航なんて場合もありますので、飛行機に関しては台風最接近時の便じゃない限りはかなりの確率で離発着できるかもしれません。
まして台風の最接近が深夜とかになると、飛行機の場合はほぼ通常運行なんてこともありますからね。
そういう意味で台風時はとにかく飛行機が発着するメインランド(沖縄本島/宮古島/石垣島など)に戻ることをおすすめしています。
ちなみに同じ船でもツアーなどの小さなものは、波にものすごい弱いので、強風域以前に遠くに台風がいるだけでツアーが中止になる場合がありますので、正直なところ台風が接近している時のツアーは諦めた方が良いかも?もちろん陸からあまり離れないツアーなら多少は問題ないと思いますが、八重干瀬やパナリなど船に乗っている時間が長くなるツアーは諦めた方が良いかも?もし開催されるとしてもかなりの強行になりますので、船の揺れはハンパじゃないので船酔いしやすい方は参加されない方が良いかも?
■波が高くなっても楽しめる海もあります
波が高くなると船が欠航しやすいばかりか、離島に渡れても流れがきつかったり波が高かったりしてまともに泳げない場合もありますが、場所とタイミングを選べば意外と泳げます。とかく沖縄の海はリーフに囲まれているところが多いので、高波はそのリーフでせき止めてくれている場合も多いですからね。
その代わりそのせき止めてくれるのは干潮時が大きく、満潮時はそのまま波が入ってきてしまいますので、台風の影響がある時に泳ぐ場合は必ず干潮時を狙いましょう。しかも潮がかなり引く日程を選ぶこと。これだけでもかなり状況が変わってくると思います。
また地形によっても波の入り方が違います。台風の影響がありそうな時は出来る限り「湾状」の海をオススメします。八重山なら西表島の星砂の浜やイダの浜、宮古なら伊良部島の中の島や宮古島の吉野/新城海岸、慶良間だと阿嘉島の阿嘉ビーチや座間味島の古座間味や渡嘉敷島の阿波連やトカシクといったところでしょうか?もちろん宮古島のインギャーは「湾」どころか「プール」になっているので沖縄の中でもかなり波の影響を受けにくい海かもしれません。
逆に八重山は石西礁湖という大きなリーフに囲まれているものの、明確に波をブロックしてくれるわけではないので、台風の影響があるときは意外と泳げるところは少なめです。特に黒島はどこも強烈な流れになりますので、台風の影響があるときに泳ぎに黒島に行くのはあまりおすすめしません。海遊びだけなら石垣島の底地ビーチや竹富島のコンドイビーチなら可能ですが、シュノーケリングという意味では八重山ではあまり多くないかもしれません。
そういう意味で台風の影響があるときは宮古が一番過ごしやすいのかもしれませんね。八重山は泳げるポイントが少ないばかりか船移動が多いのでどうしても欠航リスクがついて回りますし、慶良間に関してはそもそも島に行けない場合もありますからね。
でもどのエリアも船が欠航していなければまだ泳げる証拠ということなので、台風の影響があっても泳げないと諦めないで下さいね。もちろん危険な海は泳がないという前提での話ですが、あとは地元の人にいろいろ聞くのが一番かな?
台風の影響は見た目では分からないことが多いので、あまり自己判断せずに地元の人に聞くのが一番かもしれませんね。
■台風のあとは泳げない代わりにメリットもあります
台風時はとにかく予定を前倒ししておくのがおすすめと綴りましたが、逆に台風の後だから楽しめることもあります。もちろん台風の後は天気が回復しても波は2日は残るので泳ぐのは厳しいですが、その台風のおかげでその波が収まるまでの間は良い意味で海が濁って普段では見られない綺麗な海の色になることもあります。
まさにクリームソーダーみたいな海の色。
濁った海も沖縄の、そして離島の海ならとてもキレイです。しかも天気が回復すればさらにその色も豊かになりますので、台風直後の波が収まるまでは泳ぎは諦める代わりに海の写真撮影に没頭することをおすすめします。
またその台風後2〜3日が経過して、波が収まってきて濁りも無くなってくると、台風が来る前以上に海の透明度が上がります。まぁこの濁りと透明度のアップの境界線が難しいんですけどね。台風が来るまでは波がそれほど高くないので意外と沖縄の海でも濁り気味ですが、台風が来ると海を良い意味で混ぜてくれて、それが沈殿して落ち着く頃には濁りが無くなっていることも多いです。つまり豪雨のあとの空がキレイに見えるのと一緒で、嵐の後にはこういう海の透明度アップというのも期待できます。
なので予定で前半に台風の影響がありそうな場合も、後半に期待できる場合もありますよ。
■台風最接近時は・・・
言うまでもなく外に出ないで下さい(笑)。車でももちろんのこと、傘を差して外に出ようなんて絶対に止めましょう。先の話のように台風が再接近しても普通は半日〜1日我慢すればどうにかなりますので、その間は強固な建物の中でじっとしていましょう。そのためには台風が再接近する前に食料や飲み物などを1日分用意しておきましょう。また沖縄の場合、電線を地中埋設していないところがほとんどなので「台風直撃=停電」になりがちなので、停電対策もしておくことがオススメです。といっても旅行中だと懐中電灯と携帯やスマホ用の簡易充電器(電池から充電できるもの)程度で良いと思います。
とにかく台風の中心近く、および台風の東側のエリアに居る場合は外に出ないような過ごし方をしましょう。
今回はあくまで「旅行を計画する場合」に役に立てばと思って綴りましたが、まぁ行くか否か決めるのは自分自身なので、あくまで「参考」程度に考えて、あとは自分で決めて下さい。
あとは以前のこの記事も読んで、後悔なきよう、自分で決断しましょう!
迷ったときはまだ行く意志がある証拠!相談する前にこちらをお読み下さい。
台風が心配なのはわかりますが、コメント書込前にこちらをお読み下さい。
<コメント投稿は可能ですが、承認作業ならびに返信はしばらく停止します>
2012年09月12日
この記事へのコメント(承認されたもの)
コメントを書く(管理人の承認が必要です)