ついに日経にこんな記事がアップされていました。
「航空マニア、悲鳴の顛末〜下地島から全航空会社が撤退か」
既にこの話題はこのブログでも何度か綴りましたが、日経に記事としてアップされていると、さらに現実味を帯びてきたような気がします。
この発端は言わずとしれたJALの合理化による下地飛行練習場からの撤退。
今までJALとANAで折半していた飛行場使用料が丸々半分無くなってしまいました。
反面、JALは過去最高益とか再上場とか言っているし、なんか解せませんよね。
でもこの記事にもあるようにANAもフライトシュミレーターの発達により、この下地飛行練習場での訓練の必要性が薄れつつあると言っていますので、あながちJALだけの話ではもう無いのかもしれません。
しかしこの下地飛行練習場におけるタッチアンドゴーはもはや伊良部島および下地島の観光名物になっていますので、これが無くなるとかなりの集客ダウンになってしまうのは必至。
もちろん伊良部島には渡口の浜や佐和田の浜などの観光資源がありますし、下地島にも中の島や通り池などがありますが、でもこのタッチアンドゴーを目当てに島に訪れる人は最近多いと思います。
あの真っ青な海から白い機体が迫ってくる光景は、沖縄のみならず日本各地でもなかなか望めないと思いますからね。
加えてこの飛行練習場での使用料はかなりの額らしく、この費用で観光振興をもくろんでいたという話もありますので、全て撤退されてしまうとなるとその観光振興も足踏み状態になってしまうかもしれません。
さらに現在、宮古島と伊良部島を結ぶ「伊良部大橋」が建設中で、観光資源としての下地飛行練習場もさることながら、この使用料を見込んでの振興策があったりすると、全て白紙になってしまう可能性もあります。
橋を架けてもその先での振興策無しなんてことも・・・
まぁその振興策というかカジノやF1サーキットのような妄想に近い計画もありましたが、それ以前に空港存続そのものが危ぶまれると、空港での雇用も失うわけで、まさに「何も残らない」事態に陥ってしまうかもしれません。
でも実際のところ、JALの撤退はもはや決定的ですし、ANAの撤退も時間の問題かと思いますので、この下地島でのタッチアンドゴーが見れなくなることも現実味を帯びているのは事実かも知れません。
逆に存続する可能性の方が低いような気さえします。
まさに下地島でのタッチアンドゴーが見れるのもあとわずかなのかもしれません。
果たして伊良部大橋が開通するまでこの下地島での飛行訓練が行われているか否か・・・
冗談抜きに微妙なタイミングかもしれません。
それを見越して、下地飛行練習場が閉鎖になった場合の観光振興策もきちんと考えた方が良いかと思います。
正直、伊良部島には隠れた穴場(ツアーでしか行けない場所)も多いので、それをもう少し開拓して宮古島には無い魅力を見いださないと、伊良部大橋も造っただけになってしまうかもしれません。
訴訟とかJALやANAの引き留めに時間やお金を使うより、自力振興できる未来を検討して欲しいものです。
まずはJALが希望する通り、従量加算による訓練の存続を確立し、飛行場の使用料に依存しない観光振興を検討してはいかがでしょう?ゼロより数は減ってもタッチアンドゴーが残ることに意義はあると思いますので。
<日経の下地飛行練習場についての記事>
キレイで印象深い場所として良い思い出となりました♪
これが無くなると聞くとそうなる前にまた行かなくては!
って気持ちになりますが中々都合が。。
伊良部大橋が掛かる前にまたフェリーに乗って
のんびりと訪れたいもんですよ。
そのツアーでしか行けない隠れた穴場ってのも気になりますからね〜(笑)
でも多分、橋が架かる頃には今の状況ではタッチアンドゴーは見れなくなりそうですね。
早いうちに行かれた方がいいかもしれませんよ。スカイマーク宮古便もあるうちに^^;;;