2012年08月17日
【小ネタ】竹富島に大規模な宿が2つ登場したけど・・・
町並み条例があるのでとかく変化は少ない(小さい)竹富島ですが、2012年はある意味「激変」したのかもしれませんね。
2つのリゾート的な宿泊施設の登場。
1つは「星のや竹富島」でもう1つは星のやにリークするような形で建設された「ピースアイランド竹富島」。
今まで竹富島には無かったある程度の規模を誇るワンランク上の宿。
これで島への宿泊客が増えて客単価も上がるといいのですが、実際は思うようにならないのかもしれませんね。
あと気になったのがとにかく中国からの観光客が多かったこと。下手すると沖縄本島より多いのでは?と思うほどどこへ行っても中国語が聞こえる状態でした。まぁ行ったときがたまたま中国からの大型客船が来ていたからなのかもしれませんが、その観光コースに石垣島の先のこの竹富島が含まれているんですね。
同時期に他の八重山に島へも行ったのですが中国語は聞こえず。下手すると川平公園を除いた石垣島(笑)よりも中国からの人が竹富島には多かった気がします。
そして相変わらずマナーが・・・
そういう意味で今回は最も中国からの人が多かったコンドイビーチにはあまり長居は出来ませんでした。とにかくあちらの方は声が大きくて静かにのんびり過ごせる状況じゃなかったもので(/o;)
まぁコンドイビーチや星砂の浜は変化はほとんど無いと思いますので、今回はその2つの宿のチェックとその他の情報確認に時間を費やすことが出来ました^^ゞ
■星のやは景観的には影響ないもののあの場所に宿泊って・・・
今年オープンした竹富島初のリゾート宿泊施設「星のや竹富島」をちょっと見てきました。しかし施設はいかにも「部外者立入禁止」的だったので、裏からチェック!表はアイヤル浜へと向かう道にあるのでわかりやすいですが、裏はかなり分かりにくい。でも裏からならフロント施設ではなく宿泊ゾーンをチェックすることが出来るのでちょっとだけ見てきました。
見た目はまさに「作られた沖縄の集落」という感じで竹富島の集落と言うより琉球村やおきなわワールド的。まぁ出来たばかりなので年月がもう少し経てば味もでるのかもしれませんが、ちょっと竹富島としては違和感がありますね。
でもこの宿泊施設はそのアイヤル浜への道からも裏道からも完全に存在が消えているので、特に島の景観的に問題があるような感じではないので良いかと思います。
ただ宿泊する人からすると集落から遠いし、そのアイヤル浜までもかなり距離があり、また裏口から出ることができるビーチも距離があるのに加えてしかもあまりキレイじゃない・・・。まぁ裏から行けるビーチからアイヤル浜まで歩くことが出来ますが、だったら正面入口からアイヤル浜へ行く方がいいような気がします。
でもこの施設には竹富島の集落やアイヤル浜まで行く移動手段が無いらしく、あくまでホテルの敷地内で過ごすシステムらしいです。せっかくの竹富島なのに伝統的な集落にも、きれいなビーチにも気軽に行けないなんて、なんかもったいないですね。せめてホテル側で自転車を貸し出せばいいのにそれも無いようですね。まぁ敷地内は舗装していない道ですし、アイヤル浜や裏の浜までも道が舗装されていないので自転車移動に過厳しいですが・・・
あと気になったのがアイヤル浜までの道。この星のやまでは舗装こそしていないものの、白い綺麗な道になっていて自転車でもとても走りやすくなっていたのですが、星のやからアイヤル浜までは以前のままの凸凹の道のまま。ここまで露骨だとなんか笑えました。なのでこの舗装のレベルが急に変わる場所が星のやの入口です(笑)。
■新しい赤瓦の宿泊施設
星のやの計画に合わせたのか、ほぼ同時期に竹富島に民宿よりワンランク上の宿泊施設が造られていました。しかも石垣島などでのビジネスホテルで有名な「ピース企画」が手がけたもの。星のやとは違ってリゾート施設は未知数なところなのでちょっと心配です。箱だけになりそうな気がして・・・
7月の段階ではまだオープン前でしたが、今月中(8月中)にはオープンするらしいです。おそらく星のやよりは割安ですが集落内の民宿などよりは割だかな価格設定になるのかと思います。
場所は竹富島の周回道路にモロに面した形で、道路からのバッファ(空地)がほとんど無しで作られています。なので周回道路を普通に自転車で走ると突然琉球村のような建物群が現れるのでちょっと驚くかも?竹富港から西桟橋入口までの途中で、やど家たけのこのやや手前って感じです。
まぁここ最近の竹富島はそのやど家たけのこも含めて民宿よりワンランク上の宿が増えていますが、この宿もその部類だと思います。集落の外れなので集落としての景観的には気にならないのかもしれませんが、この外周道路とのバッファを少しはとって欲しかったものです。星のやと違ってあまりにこちらは存在を前面に出しすぎ!って感じでしたからね。
「ホテルピースアイランド竹富島」
どうなんでしょうね・・・。中途半端な宿泊施設にならないことを願うばかりです。
■カフェカームは閉店してしまいました
竹富島というか離島でもかなり絶品のカレーがいただけた「カフェカーム竹富島」。
閉店してしまいましたね。
その確認に行きましたがやっぱり閉店。そのあとは宿として別の人が建物を利用しているようですが、その宿もちょっといろいろありそう・・・(某宿と同じ人によるものらしい)。
しかもよくよく調べると本店というか大元の軽井沢のカフェカームも閉店になっているんですね。軽井沢のものは「閉店」ではなく一応「休業」のようですが、再開するか否かは分からないらしいです。
現在は「スタジオカーム」ということで犬の写真をブログなどで紹介しています。
またあのカレーが食べたいものです(/o;)
■いつも竹富島の情報はたきどぅんのおばちゃんから
竹富島へ行く際は必ず「たきどぅん」へ寄るようにしています。もちろんここのアンダギーも目当てにしていますが、一番はここのおばちゃんからの情報です。
竹富島の情報はこのおばちゃんから聞いたり、確認したりすることが多いです。
っていうか竹富島で数少ない商店なので他で情報を仕入れるのが日帰りだとなかなか厳しいですからね。しかもここのおばちゃんは話好きなので、いろいろなことを教えてくれます。
今回のカフェカームの話も、その後の話もこのおばちゃんからの情報でしたし、星のやの実際の状況もおばちゃんからいろいろ聞きました。もちろん話をする際は最初にアンダギーを買って、帰り際にビールかアイスも買います。もちろんアンダギーを買う際にはおばちゃんがお茶をタダでくれちゃいます。相変わらず商売っけが無いんですよね〜。
今回も竹富島の情報をいろいろありがとうございましたm(_ _)m
■名前がよくかわるお店・・・
個人的には特に用はないお店なんですが、竹富島に来るたびにお店の名前が変わっているような気がします。
「アトリエ Manjiro」→「アトリエ素白/そばく」→そして今回は「Jyomonya(縄文屋?)」。
あと仲筋集落のお店も「ちろりん村」→「パーラーハジメ」ってなっていました。
さすがに宿は名前がそうそう変わらないのですが、物販店や飲食店は最近名前(経営)がよく変わります。始めるのも楽な反面、止めるのも楽ってことなんでしょうか?
そういう意味で最近は飲食店や物販店をホムペで紹介するのを躊躇しています。まぁ宿も突然止めちゃうところも多いですが、少なくとも物販店や飲食店よりは長続きしていると思います。物販店や飲食店だと1年ももたないところもありますからね。
まぁ現実はそんなに甘くないってことなんでしょうね・・・
ちなみに同じ仲筋集落の「ぐるくん」という飲食店も看板が無くなっていました(ToT)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/08/17-12:04
| Comment(9)
| 離島小ネタ
竹富島の新しい宿、そのとおりだと思います。
八重山ってせっかく個性ある島々なんで島の魅力を引き出すような宿であってほしいと思います。
星のやはいろいろあってやむなしかと思いますが、もう少し旅行者の時間を大切に考えてあげるべきかと思いますし
ピースアイランドなんて小浜の海人公園横のビーチとかに隠れ家チックにある方が良いような気がします。
また中国人が発する騒音も耳障りですよね。。。
離島もお金に困れば土地を売りに出すでしょうし、中国人オーナーになったりすることもありえますね。
白馬あたりでもスキー宿が中国人経営になっているところもありますし、怖いものです。
何と言っても経営がうまくいかないのと高齢化だとは思いますが、お店が頻繁に入れ替わるということもありますね。
沖縄を次の世代に残すことが難しいなんてないようにして欲しいものです。
昔のハワイでの日本人の振る舞いも決してマナーがいいとは言えませんでしたからね。ホント、今の中国からの方を見ていると昔のハワイでの日本人を彷彿させます。
でも今のところ離島には日帰りで来るのみなので、宿泊すれば外国人の多さも感じないのかもしれませんね。
またお店については高齢化もありますが、安易な出店による撤退の方が今の離島には多いですね。特に石垣島の山原や古宇利島の北側なんてヒドイものです。結局経営が立ちゆかなくて裏では不動産が売りに出されていたりしますからね。
離島もいろいろ変わって言っていますね。良い意味もあれば悪い意味でも・・・。
竹富島は数年前まで毎年必ず行っていました。
日帰りではなく泊まってこそわかる竹富島の良さもあるし、それには宿泊客を増やすためにはそこそこの規模の宿も必要なのもわかるけど、島の人と触れ合えないのでは、、竹富島じゃなくてもいいんじゃないのかなあと。
なんていうのは観光客の勝手な感想なんでしょうけど。
ちなみに仲筋集落のぐるくんは、お父さんお母さんがご高齢のため一昨年閉店されました。
そうすれば集落に行く宿泊客も多くなるので自然と島の人との交流が生まれますからね。
あとぐるくんはそういう理由だったんですね。離島のお店はこういうことが多いですからね。残念です。。。
レンタサイクルはフロントで貸出可〜但し10台程度しかないのと使用時間に制限がないことも影響してか「貸出中」が多いようです。ホテルと桟橋間の無料送迎バスに「空き有」の場合、集落の入り口(周回道路とアイヤル浜へ道の交差点)まで乗せてくれます。上記送迎バスの他にコンドイビーチ・カイジ浜や集落へシャトルバス(竹富島交通)が運行されています。但し大人1回500円!
島を楽しんだり島の人との交流するためには「財力」もしくは「体力」が必須で、基本的に敷地内の施設でノンビリ過ごす〜といったホテルと感じました。
せっかくの竹富島なのに敷地内だけなんてもったいないですよね。夕日を見に西桟橋にも気軽に行けないなんて・・・
運用面でもう少し考えて欲しいですね。
竹富島まで行って利便性ですか?せっかくの自然を満喫してみては?