2012年08月03日
台風9号はどうにか過ぎ去る。でも与那国に多大な影響を残す・・・
台風9号の脅威が過ぎ、那覇は安定した天気になりつつあります。
宮古や八重山はまだ不安定な天気なようですが、それでもその内落ち着いて来るでしょうね。
ただ波はまだ高い状態が続いていますので、船便の完全復旧にはまだ時間がかかるかな?
でも当初懸念された台風9号の迷走はどうにか360度の旋回(笑)だけで回避されたので、波もどうにか徐々にですが収まってくるんじゃないかな?
ただ台風11号のタマゴが発生していて、台風11号になるのも時間の問題なので、早くこの波に収まってもらい、11号が来る前に通常の生活に戻ると良いですね。この11号のタマゴが高気圧の位置などから判断してちょっとイヤなところにあるので、今後もこの台風情報はチェックしていかないといけませんね。
台風9号は宮古や八重山へ、10号は屋久島や種子島へ。そして11号はどうやらその間の奄美や沖縄本島周辺に来そうなので、今後も台風情報には注意していきたいと思います。
ちなみに台風10号はあっという間に通り過ぎてしまったようですが、台風9号は八重山近海でやや迷走気味だったので、その影響は長かったようです。
結果、最大瞬間風速は与那国で45mもあったものの、八重山全体としては30m台で収まったので、今回は暴風は台風シーズンのピークほどのレベルではありませんでしたが、台風の動きが遅くて迷走気味だったので雨は多かったようです。
台風9号到来の7月末の降り始めから与那国島で285.5mm、西表島の上原で220mmも降水量があったようです。その他八重山各地で100mmを超える雨があったようで、今回は風台風かと思いましたが、迷走気味だった結果、雨が多かったことになりましたね。
幸い、勢力はそれほど強大化しなかったので、風も雨もこの程度で済んだのかもしれません。
ただ与那国は雨、風ともに今回の台風9号で最高を記録したので、結果島の大部分が停電してしまう状況になりました。
沖縄の場合、台風の風や雨による影響以上に、この停電による生活への影響が大きいですからね。雨や風はもともと台風対策を十二分にしているので実際のところそんなに影響はないのですが、いかんせん停電だけは対策のたてようがないですからね。
とかく昨今のニュースで電力供給が安定している沖縄への企業進出の話がありますが、実際のところ台風の度に停電リスクを抱えているので、電力事情はそんなに良いとは言えないと思います。しかも島なので、他のエリアからの電力供給を受けることができませんので、一度停電すると復旧まで時間がかかるのも事実。
2007年の台風4号直撃時は沖縄の中心的な市街地でもある「那覇」でさえ、半分以上が停電してしまい、その復旧に丸1日近くかかったと思います。
発電という意味でも電力事情が安定していても、この停電リスクが本土よりはるかに高いので、この昨今の沖縄への企業進出はちょっと問題が多いような気がします。
まぁこればかりは実際に住んでみないと(進出してみないと)わからないのかもしれませんが、企業の場合、多大なコストをかけての進出になるので、沖縄に住んでいる身からすると電力事情だけで沖縄へ企業進出するのはもう少し考えた方が良いと思います。
地震についてもしかりで、沖縄は地震が少ないというのは誤りで、あくまで「大地震が起こる可能性が本土より低い」というだけ。
どうもこの点をはき違えている人が多いような気がしてなりません。
それはさておき、その与那国島の停電も昨日午前中で復旧したようですし、八重山の航路も波照間便こそ今日も全便欠航なものの、竹富便と小浜便は通常運行に戻り、西表・鳩間便や黒島便はまだ午前中や朝の便こそ欠航が出ているものの、午後は徐々に通常運行に戻りそうです。
この感じだと波照間便も明日には再開できるかな?
もう欠航が始まってから今日で5日目なのでもはや物資はかなり不足しているかと思いますので、明日には波照間便の運行再開を願いたいものです。
そして問題は台風11号のタマゴ。
しばらく台風ブログは続きそうです^^ゞ
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/08/03-07:24
| Comment(2)
| 沖縄台風/災害情報
また立ち入り禁止区域が増えそうな気がします。
東崎や西崎が立ち入り禁止になったら観光収入も激減しますよ。
南側が崩れればダイビングスポットも激減
海底遺跡にも影響が出るかもしれません。
立神岩なんていつ倒れても不思議ではありません。
最近、離島に行けませんので変わりつつ行く景色に寂しさも感じているのですよ。
といいながら先ほど酒の注文を出したばかりです。
自然は自然のままが一番なんですけどね。
でも今回の台風でなにかしら影響がありそうで心配です。つい先月行ったばかりなのでなおさらです(/o;)