・沖縄本島東岸(北緯25.9度:東経128.6度)
・震源の深さ約10km
・地震の規模M5.3
・名護、那覇、南部、座間味島で震度2
2月16日02時24分
・沖縄本島東岸(北緯26.0度:東経128.5度)
・震源の深さ約10km
・地震の規模M4.6
・名護、南部で震度1
2月17日08時45分
・沖縄本島東岸(北緯26.0度:東経128.5度)
・震源の深さ約10km
・地震の規模M5.2
・名護、那覇、宜野湾、糸満、南部、座間味島で震度2
なんかイヤですね。この3日連続の地震。でも実際は2月14日もあって、その時は震源が宮古島海域だったので場所が根本的に違いましたが、この2月15日からの3日間は震源も深さもほぼ一緒。
沖縄本島東岸です。
まぁ2月16日のものはその前の15日の余震かもしれませんが、残りの2つは震度2を記録しているのでかなりのもの。
といっても15日のものは私は既に就寝中(笑)。
なにせ本土で地震慣れしてしまっているので、震度2ぐらいじゃ起きません(笑)。震度4でも起きたことがなかったので、この程度じゃ起きませんでした^^ゞ
17日の地震は午前8時45分だったのでさすがに起きていました(笑)。ちょうどデスクに座っていたのですが、液晶モニターがかなり揺れました。
でも揺れは完全に「横揺れ」だったのでそんなに心配はいりませんでしたが、あまりに震源が同じ場所なのでちょっと心配になります。
沖縄は地震が少ないと言われますが、実際は「地震が少ない」のではなく「大地震が起こる可能性が少ない」というだけで、地震は少なからずあります。なのに先の「地震が少ない」と勝手に判断して、建築物も地震に弱い設計や構造がとても多く感じます。
確かに台風対策のためにコンクリート造の建物が多いので小さい地震ならそれでも十分かと思いますが、あくまで台風対策のための構造体なので大地震のパワーは比べものになりません。
むしろコンクリート造が多いから柔軟性が少ない建物が多く、地震によってひび割れが発生しやすく、そのひび割れから沖縄特有の潮風が入り込んで内部を劣化させる。結果、コンクリート造でも長持ちしないと思います。現に沖縄に住んでから建物をいろいろ見ていますが、とにかく細かいひび割れが多いこと、多いこと。
まぁひび割れの場合はきちんとメンテナンスしていれば構造体への影響も少ないかもしれませんが、実際にメンテナンスする人は公共建築以外はあまり無いと思います。分譲マンションなら多少は対策をするとは思いますが、その他の建物はほぼ無管理なので劣化は必至。
正直なところ、万が一沖縄で大地震が起こったら被害は甚大だと思います。先の建物の地震対策の無さに加えて、沖縄には平地が少ないので崖崩れや擁壁の崩壊。逆に平地は埋め立て地がほとんどなので液状化現象による影響。狭い道路に少ない公園。そして何より地震に対する防災意識がほとんど無いところ。ニュースなどで防災訓練のことを伝えていてもそのほとんどが「火災訓練」。火災と地震では避難も防災も違うので訓練自体に疑問を感じることも多いです。
何より沖縄は海に囲まれているので地震に伴う津波が何よりも怖いです。
津波に関しては沖縄海域以外での地震時も影響がありますし、台風などによる高波もあるのである程度の対策は出来ていると思いますが、地震そのものに関しての対策は本土ですごした身からすると今の沖縄だと不安になってしまいます。
結果、自己防衛じゃないですが、住む場所を探す時は古い建築はできるだ避け(1980年以前の旧耐震時代のものは特にNG)、新しい建物でも1階が全て駐車場で柱しかない建物は避け、また明らかに柱が小さいものも避けるようにしています。あとは階段や壁などを見てひび割れが多いものも避けるようにしています。特に柱や壁に斜めのひび割れが入っている建物は絶対にNG!これは沖縄のみならず本土でも言える話ですが、住まい探しの際は古い物件の場合外壁のひび割れもチェックするのをおすすめします。といっても本土の建物はタイル貼りが多いのでヒビが見えない場合もありますが、幸い沖縄の建物はほとんどがタイルを貼っていないのですぐに分かります。
ちなみにひび割れを起こしてメンテナンスで塞いでいたとしても、その塞いだ部分はモルタルなどの跡がはっきり残るので、そういう跡がある物件もちょっと避けます。
ちょうど今は引越シーズンかと思いますが、地震大国「日本」なので、地震が少ないと言われているエリアでもこういった建物チェックは必要だと思います。室内の地震対策はいくらでもできますが、根本的な建物の地震対策は自分じゃどうしようもありません。自分の目で判断するしかないので、安全を手に入れる意味でも室内の見た目のみならず建物全体の細かい部分もチェックしましょう!
その時のビルはようやく完成しそうです。
韓国じゃあるまいし、ビルが簡単に崩れるとは思いませんが、万一崩れたら大変ですものね。
備えあれば憂いなしでしょうけれど、建築をやっている人は一般の人より気になるんでしょうね。
でもその旧耐震時代のものはその基準すら甘い時代でしたのでかなり危険度は高いです。
なのでどうしても築年数は特に気にしちゃうんですよね。完全に職業病ですね^^ゞ