10月から始まっていた「小規模離島航空路利用活性化事業」こと「小さな島物語」。
そのTVCMがあるのは知っていましたが、なかなか見ているテレビ(早い話が「めざましテレビ」)でなかなか放映されなかったので、実際に見ることが出来ていませんでした。今まで見たのはその10月初旬に沖縄ローカルニュース内で紹介したときのもののみ。
なので今朝の「めざましテレビ」の間に入った「小さな島物語」のTVCMは初めてまともに見ました!
・・・といっても多分、沖縄ローカルテレビのどこかの枠でも流れていたんでしょうけどね^^ゞなにせ朝の「めざましテレビ」以外のテレビ番組はあまり見ないですし、見てもゴールデンタイムのバラエティのみ(笑)。しかもCMの間はトイレタイムや飲食タイムなので、CMはほとんど目にしていませんからね。
今日から11月という事もあって「めざましテレビ」の中でのCMも変わったから見れたのかな〜?
それはさておき、この「小さな島物語」。
正式名称「小規模離島航空路利用活性化事業」といかにも「役所的」なバカ長い名称ですが、早い話、離島を活性化するための割引航空券ってこと。特に「離島発」の運賃は今までも「離島カード」などで割引になっていましたが、さらに安くなるようです。要は搭乗率を少しでも上げて収益性を改善しつつ、島民の負担も軽減させる計画ということ。
ちなみに一般旅行者も離島在住者ほどではないですが、通常運賃より割引になっていますので空港があって定期便が就航している離島へ行かれる方は検討しても良いかもしれませんね。ちなみに波照間島と慶良間空港は空港はあるものの定期便が無いので、今回の「小さな島物語」の対象外となっています。あと便数が多い那覇〜石垣島/宮古島は対象外のようです。まぁこの航路は特割などの割引が既に存在していますからね。
ってことで対象は那覇〜久米島、那覇〜北大東島、那覇〜南大東島、石垣島〜与那国島、宮古島〜多良間島。そして別航空会社ですが那覇〜粟国島便となっています。残念なことに那覇〜与那国島便が無いのがつらいところ。あと久米島便も島発割引は安くなっていますが、それ以外の一般旅行者などは通常の往復割引と同じ価格なので島民以外はあまりメリットがないですね。まぁこの久米島便も正規の割引運賃があるので仕方ないかな?
つまり早い話が、離島便の中でもプロペラ機で運行している路線の割引運賃ってことでしょう。
そういう意味ではこの時期から海が荒れ始める波照間便と慶良間便がないのは辛いですね。どうにか再開して欲しいものの、なかなか参入企業が出てこないもので(出てもエアードルフィンのように破綻しちゃったりするし・・・)。
離島の活性化に繋がればいいのですが、これでもまた船の方が遙かに安いですからね。しかも今回のこの「小さな島物語」のチケットは基本的に往復割引なので、片道飛行機でもう片道は船にするということができません。片方だけでも船にするとリーズナブルになるんですけどね。私も以前は那覇→石垣/宮古は船にして、帰りのみ飛行機なんていう旅行をよくしていました(今は那覇→石垣/宮古の船便はないけど)。
なのでもう少し柔軟性をもたせたプランなら良かったのですが、いろいろ制約が多いし、何より一般旅行者としてはそんなに安くないチケットなので、活性化に関しては微妙ですね。まぁ島発の便についてはとても安いので、島の人が本島などへ行く場合には良いですが、それでも船より高いので実際にどの程度の効果があるか微妙です。
個人的には昔あった「美ら島きっぷ」の復活を願いたいですね。5枚綴りで39500円でしたっけ?1区間7900円でもちろん那覇〜石垣島も那覇〜宮古便もOK。やっぱり離島を活性化するなら、石垣島や宮古島も含めてもっと範囲を広げて欲しいものですね。そういう意味では今回のこの「小さな島物語」はちょっとメリットを感じにくい計画かもしれません。
<小さな島物語の詳細>
2010年11月01日
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