2009年02月05日

与論島観光ホテル閉鎖。今後の与論島を考えてみる

与論島観光ホテル
沖縄のニュースは日々チェックしていたのですが、さすがに鹿児島県の与論島の情報はなかなか沖縄にも届いていませんでした。1月中旬のニュースです。クチコミ投稿で初めて知りました(クチコミ投稿された方、ありがとうございます)。

与論島観光ホテル2009年3月末で閉鎖


かなりのショックです(;o;)


ヨロンマラソンのスタート地点っていうかゴールまでのヴィクトリーロードにある馴染みのホテルでもあったので、馴染みというかこのホテルが見えればゴールまであとわずかという感じだったので残念でなりません。

とりあえず2009年のヨロンマラソンまでは営業しているようですが、GWや夏シーズンも含めて4月以降はもう宿泊することは出来ないみたいです。

残念です。



でも確かに与論島は昔のような観光で盛り上がっていた頃と比べると現在はかなり観光客も減っているようで、この与論島観光ホテルのみならず与論島の各地に造られた観光施設の廃墟化も以前から気になってはいました。

ちなみにピークは1979年時点らしく年間15万人が島を訪れていたようですが、現在はピーク時の半分以下。加えてこのホテルに関してはそのピーク時の1/3まで宿泊者数が落ち込んでいたらしいです。



与論島は沖縄には近いけど沖縄県ではないという面で沖縄ブームには乗り切れなかったことと、やはり交通手段の不便さがこの観光客の減少を招いてしまったのでしょうか?昔は豪華クルーズ船で与論島まで行くという感じだったらしいですが、現在は移動手段にあまりお金をかけない時代になっちゃいましたからね。しかも船は毎日出てはいますが沖縄本島から片道5時間かかりますからね。しかも那覇を午前7時という早朝出発になるので前日に那覇泊しないと乗ることが出来ませんからね。飛行機は毎日運行しているものの機材は小さいですし、那覇で乗り継いで行くなら宮古や八重山方面へ行かれる方が多いですからね。

しかも宮古や八重山のように周辺の他の島に気軽に行ける感じが与論島ではないので、どうしてもリピーターが増えなかったのかもしれません。私自身としても慶良間や宮古や八重山ほど与論島へ行く頻度はそんなに高くありませんでしたからね。ヨロンマラソン時を除けば・・・。

だから離島らしい雰囲気が残っていて好きなんですけどね〜。



しかし多くを求める観光客には与論島は今ひとつ物足りないのかもしれません。とかく与論島は単独の島なので相性が合えば良いですが、合わなければリピする可能性も低くなりますからね。

でも1つの島としては、ここまで綺麗なビーチが数多く点在する島は沖縄にもなかなか存在しないんですけどね。中でも百合ヶ浜の綺麗さは久米島のはての浜を上回るかもしれませんし。



今の与論島に足りないもの、そして必要なものって何でしょうね?



観光施設を開発しても今の素朴な島が好きな人が逃げちゃうのでNGですしコストがかかるだけで造っても維持費がばかになりません。かといってこのままでは来島する観光客が増える要素は見あたらないですからね。映画やドラマの舞台になってもあくまで一過性の効果しかないので継続的なものは期待できませんからね。映画「めがね」の舞台になってもそれほどの効果は多くなかったみたいですし。まぁこの映画やドラマの効果は、沖縄の離島でも同じことですけどね。もって放映後2〜3年が限界でしょうか?



でも可能性があるとすればやっぱり「ヨロンマラソン」かな〜?昨今のマラソンブームもありますし、あの島の雰囲気はマラソンでこそ分かるものも多いですからね〜。でなきゃ私も毎年参加しませんからね。しかも今後参加するフルマラソン大会はは毎年落選している「東京マラソン」とこの「ヨロンマラソン」に絞ったりはしませんからね〜。

まさに参加しないとその良さが分からない。大会も島も。

けどマラソン大会は1年で1回が限界。なのでこの大会を含めて3日間盛り上がるだけで、それ以外の期間はどうするか?ってことになっちゃうかもしれませんけどね。でもこのヨロンマラソンに参加して島の良さを知ってもらって、マラソン以外で来てもらえるとベストなんですけどね。



あとは「移住」というキーワードもあるかと思いますが、どうしても離島になると「仕事」の面が問題になりますからね。それは石垣でも宮古でも同じ状況ですし、本島でさえその「仕事」の面では厳しいですからね。
可能性があるとすれば島の情報通信網を整備してオフショア開発(外注)できるような環境が整えば良いかもしれませんね。島で仕事を探すのではなく島で仕事が出来る環境を創造すること。そうすれば雇用の創出もできるかもしれませんがいかんせん環境整備にコストが膨大にかかります。加えてオフショア自体がまだ馴染まれていないのに加えて昨今の経済危機による業務の内製化。沖縄本島でさえそのオフショアは成功していませんからね。成功したと言えばコールセンターぐらいですからね(本土との専用の通信回線があるから)。

個人的にはその環境が確立すれば与論島は住んでみたいと思う島の一つなんですけどね〜^^ゞとりあえずウィークリー的な宿があればショートステイからでも。

ちなみに現在の与論島では2003年からADSLによるブロードバンド通信は可能となってはいます。光ファイバーについてはまだですが現在導入は検討されているみたいです。
でも光ファイバーが使えるようになれば何かが変わる訳ではなく、先のオフショアじゃなくてもその光回線を活用した他の何かを試みないと意味がないと思いますけどね。例えば今回閉鎖になる与論島観光ホテルの建物に光回線を敷設もしくは光回線を起点に無線LANでWi-FiやWi-Maxを展開させ、そこをインキュベーターやオフショアに活用できるSOHO的な感じで活用するのも有りかと思いますからね。でもいきなりSOHO専用に使うのは無理としても、ショートステイで開発できるような環境を整備するのも有りかな〜?ウィークリーマンション的に。そうすれば観光で訪れた方でも利用できますからね。
どっちにつけコストがかなりかかるので簡単にはできないと思いますし、正直同じようなことを宮古や八重山で試みて失敗していますからね(宮古や八重山の場合はインキュベーター専用の施設)。それと環境以外の問題点もいろいろありますからね。交通の面とか・・・。



やっぱり大きいのは島への移動手段かな。島で仕事が出来たとしてもどうしても本土へ出張したりする機会があると思いますので、その際に一度那覇に出てから本土へ行くこととなると時間とお金のロスはかなり大きいと思いますからね。個人的には那覇〜与論間の船に夜行便があればいいのにな〜って思うんですけどね。現在は破綻しちゃって無くなっちゃったけど、有村産業のように那覇を夜出発して宮古には早朝、石垣には午前中に到着するような感じの船。
現在も夜行便はマルエーフェリーの「琉球エキスプレス」があるにはあるのですが季節運行だったり便数が少なかったり、時間が那覇を夕方発という中途半端な時間だったり、与論島を深夜発という利便性の悪い時間だったりしますからね。まぁこのエリアの船は他の島も結ぶので与論島のためだけにダイヤを作ることはできないので仕方ないんですけどね。
まぁ本土〜与論の直行便があれば言うこと無いのですが滑走路の長さやコスト面で無理ですからね。せめて那覇〜与論の直行船が欲しいですね〜(伊江島でさえ季節限定ですので難しいと思いますが)。



あとは地場産業かな。でもこれは昔に観光を選択してしまった与論島にとってはかなり厳しいかもしれませんね。でも沖縄本島の「ぬちマース」のようなその土地ならではのものが出来ればいいんですけどね。まぁ簡単にそういうものが出来れば苦労はしないんですけどね。



与論島ならではのものって何だろう?



最終的にはこれこそが与論島を盛り上げるための「答え」なのかもしれませんけどね。簡単には見つかりませんが、こうして与論島観光ホテルの閉鎖のニュースをきっかけに考える機会を設けるのも必要かもしれませんね。



みなさん何か名案があれば気軽にコメントしてくださいね。ただしこの記事そのものに対する批判などはご遠慮ください^^;。あくまでみなさん自身が考える名案があれば書き込んでみてくださいね。
posted by 離島ドットコム管理人 at 2009/02/05-16:42 | Comment(11) | 沖縄ニュース
この記事へのコメント(承認されたもの)

いくら綺麗でも…
やはり所詮、鹿児島県て所がブランドイメージが低いのかもしれませんね。
(#^.^#)
もし沖縄県ならばと考えると こんな事にはなってませんね☆
Posted by NAE☆ at 2009年02月05日 17:47

すいません、1番目にコメント書かれた方、私と全く同じHNだとちょっと紛らわしいですね^^ゞ

出来れば、も少し変えて頂けると嬉しいです☆

因みに、私はいつもこちらでコメント書かせて頂いてる「NAE☆」ですが、上のコメントの方は私とは別の方です。

申し訳ありませんが、HN、ご一考願えませんか?
よろしくお願いしますです^^ゞ
Posted by NAE☆ at 2009年02月05日 18:44

HNがかぶるのは仕方ないですね。でもせめて「☆」を他のに変えるくらいはした方がいいかもしれませんね〜。

「☆☆」にするだけでもいいかも(笑)。
Posted by 離島ドットコム管理人 at 2009年02月06日 04:14

もう25年前くらいでしょうか・・・?
与論島大ブームだったのは?
大阪・神戸から与論島までフェリーで行くことが大学生たちには大人気でした!
沖縄よりも与論島の時代がありましたねぇ・・・5年くらい続いてたでしょうか。
やはり今は沖縄本島からもっと行きやすくすることが一番でしょ。あとは海の綺麗さと自然の豊かさをどう売り込むかですよね。
沖縄本島周辺の海は確実に汚れてきていますので、少し足をのばすとこれだけ違うんですよと知っていただくことですよね。
昔、与論島ブームだったころは旅行社や大学の掲示板や街中でも、与論島全体を空から写したポスターをよく見かけました。
青のグラデーションがとても印象的で、「誰もが行ってみたい!」と思えるインパクトがありました。
そのときは意外とそこが鹿児島県だと知らない人も多かったんですよ。沖縄県と思っている人が多かったので、鹿児島なのが問題ではないと思います。
Posted by れあれあ at 2009年02月06日 11:00

はじめまして。

与論島には10年ほど通っています。
島のどのビーチ(名の無い)に行ってもプライベート状態。
スクーターで走っていると農作業をしているおじぃ・おばぁがニコッとして挨拶してくれる島。
僕の仲間の離島好きの多くが与論島が大好きと言う島。
僕も八重山・宮古・慶良間と毎年、通っていますが、観光客が少ない分、島がゆったりとした感じで島の人も穏やかで好きですね。皮肉なもんですが・・・

沖縄情報サイトのIMAでも昔から与論島は以前からお勧めをしてますけどね(^^)
Posted by Y氏 at 2009年02月06日 19:17

かつて与論島には若者が大挙して押し寄せ、茶花にはディスコ(死語?)が三件あって、百合ヶ浜には足の踏み場も無いくらいに人で埋め尽くされたそーな。(楽園荘の女将さん・談)
そんなバカな…と思いましたが、写真で文字通り『足の踏み場も無い』百合ヶ浜を見てびっくり!


そんなになっても嫌なので個人的には今のままの与論島で良いと思うんですが、地元の人にとっては死活問題。本当に悩ましいところですね。

与論の海は沖縄全域を含めても頂点と言っていいくらいサイコーに美しいですし、少し長い船旅も楽しいですから、ココを見た人だけでも興味を持ってもらえたら良いですね。

とりあえず…みんなで映画『めがね』を見よう!
(^^;)
Posted by カンゾー at 2009年02月07日 02:32

与論島のその過去は実際に見たことはありませんが、正直個人的には今の雰囲気が好きなので、その昔の姿を体験したらまた行きたいと思ったか否かは微妙ですね。

でもそんな時代があったとはね。時代の流れっていうかブームって怖いですね。

けど熱しやすく冷めやすい日本人なのでそういう時代はもうこないかもしれません。なので今後はその過去の栄華にとらわれないで島作りをしていくことが重要でしょうね。

与論島だけじゃなく他の離島も含めて難しい話ですけどね。

でも島の発展のためにはなにか手を打たないとならないでしょうけどね。このままだと第2の観光ホテルがまた出てきちゃいそうなので。
Posted by 離島ドットコム管理人 at 2009年02月07日 04:10

はじめして

25年振りの与論島を訪れた感想。
正直言ってあまり期待していなかったのですが・・・

想像をはるかに超えた美しい海、白いビーチ、青と白のコントラストの効いた空。
久しぶりに波の音に耳を傾け、雲の形の変化を楽しむような、ゆったりとした時間を過ごせました。
旅行でのんびりするのは性格に合わないと思っていたのですが、島の魅力に負けました。

昔の与論の記憶は、都会に媚びる様な観光地という印象だったのですが、今は自然な姿で良いと思います。

ただ、今はあまりに観光客が少ないですね。
もう少し来ても島の良さは変わらないと思いますし、老朽化した施設の更新にも繋がると思います。

今回の訪問で一番頭を悩ませたのが、島へのアクセス。船の5時間はいいんですが、那覇出航が7時というのは前泊必須。2泊3日で旅行を計画すると、与論は厳しい選択。今の鹿児島航路のほかに、沖縄・与論を結ぶ短距離の船が出ると良いんですけど。

あと、ポスターを都会のあちこちに貼るのは良いと思います。ここどこ?から旅の計画は始まりますので。
Posted by ニャンコ先生 at 2010年08月28日 15:09

そうかもしれませんね。昔の与論島はブームもあって観光・観光という感じでしたが、今は逆にのどかで良いかもしれません。でも老朽化の話はどうしようもないですね。今回のこのホテルも閉鎖の原因は老朽化ですからね。

なんかいい活用方法があるといいんですけどね・・・

ちなみに船に関しては、沖縄に住んでいると気にならないですが、旅行だと前日に那覇に1泊しないとならないのは辛いですよね。でも羽田からなら金曜日の最終便で沖縄に入ると良い感じで翌朝乗り継げますね。そして島で1泊して日曜の夜の便で羽田に戻るというスケジュールが定番かな?これなら有給無しで与論島まで行けますからね。
Posted by 離島ドットコム管理人 at 2010年08月28日 21:10

先日、お仕事で初めて、与論島の土を踏ませて頂きました。
与論島の大自然に感激いたしました。
与論島観光ホテルが閉鎖されていたのが残念でした。
客室数は何部屋あったんでしょうね!
Posted by 井上由理 at 2016年07月31日 11:49

懐かしい記事ですね。なのでお答えは端的に。約300室だそうです。なのでいきなりこのキャパがなくなったので、その後は大変だったらしいです(宿不足で)。
Posted by 離島ドットコム管理人 at 2016年07月31日 18:01

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