Let’sRun〜勝手ヨロンマラソン下り
なんで3月開催だったものをいきなり11月開催にしちゃったんでしょうね。
ヨロンマラソン
マラソン大会が1〜3月に多く開催されるのには理由があります。もちろん大会側のゴリ押しで別の月に開催することも多いですが、参加者的にはこの1〜3月の大会が鉄板。その理由は以下の通り。
@寒い時期であるから
マラソンを暑い時期に行うとレース中に熱中症になり命の危険があります。マラソンは基本「凍結しないレベルで寒ければ寒いほど良い」のです。気温10度前後が望ましく、15度を超えるとレース中に暑さでバテます。そういう意味では南西諸島でのマラソン大会は1年を通して望ましい環境とは言えないのです。それでも南西諸島であっても1月や2月ならスタート時間は15度を下回ることもあるので、3月初旬のヨロンマラソンはギリギリセーフのレベル。逆に11月はスタート時間でも20度前後で日中は下手すれば30度近くまで気温が上がりますので最悪なんです。Aフルマラソン調整には3ヶ月かかるから
大会当日の気候以上に問題なのがトレーニング期間。フルマラソンはきちんと身体を作るためには3ヶ月かかるので、11月開催だとまさかの8月から走り込まねばなりません。8月と言えば沖縄のみならず本土でも猛烈に暑い時期。その時期にフルマラソンの走り込みなんて不可能です。9月もまだ暑さが残る時期で、11月開催だと実質10月しか走り込みができません。その10月も沖縄だとまだ夏シーズン。実質11月の大会は走り込みなしの調整不足で参加することになるんです。逆に3月開催なら12月から走り込みをすれば良いので気候的には最高だったのです。この2つはフルマラソンをきちんと走る人にとっては死活問題。同じ大会で11月開催と3月開催のどちらかを選べるなら、迷わず3月開催になることでしょう。(11月開催を選ぶ人はにわかランナー)
まぁ仕事的には忙しい年度末の3月に開催されると、そのために与論島のような場所だと休みを何日も取らねばならないのでキツイですが、それは11月でも休む日数は大して変わりませんけどね。何より調整できない状態で走らされる11月と、万全な調整で走ることができる3月とでは、がちランナーでもにわかランナーでも後者の方が望ましいことは歴然。なんでヨロンマラソンは30回近く3月開催にしていたのに突然11月にしちゃったんでしょうね。
この開催時期変更が縁の切れ目で参加を止める人も多かったのかと思います。しかもその11月開催の第1回(去年11月)は与論島行きの船が大シケで着岸できない有様(半ば欠航)。南西諸島の場合は11月だとまだ台風リスクが高い時期でもありますので、船移動前提の大会は厳しいんですけどね。まぁそれも3月の場合も先週土曜日のような大シケの場合もありますけどね。(今回は3月開催でも大シケでしたが…)
<土曜日の沖縄本島西岸の状況=与論島行きの航路>
そういえば昨日は東京マラソン開催されましたね。個人的には一度参加した大会は滅多にふたたび参加しませんので東京も二度走ることはないと思いますが、今回はコースが変更になって秋葉原も走るそうですね。友人も何人か参加していますが、3月初旬開催なら調整しやすいですし、昨日の本土は天気も気候にも恵まれたようなので好タイムも期待できたことでしょう。レース自体は酷い東京マラソンだったようですが…(史上最悪なペースメーカー&日本人選手の結果も燦々たるもの)
ちなみに昨日は沖縄でも海中道路で「あやはしロードレース(ハーフマラソン)」が開催されましたが、昨日の沖縄は日中でも18度とやや気温高めですがこの時期としては低めだったので空気感的には走りやすかったことでしょう。(ただ風が強く吹きさらしの海中道路はさらに猛烈)