ページの先頭へ△

2023年12月08日

トックリキワタの花が無い理由。やっぱり超暖冬が原因!それでもいい感じの見つけた!!

11月後半から12月上旬(今時期)にかけて、那覇市街の街並みを鮮やかなピンク色に変えるトックリキワタ。幹の形がトックリのように太くなることからそう呼ばれていますが、那覇市街では街路樹になっているところも多く、この花を見ると年の瀬を毎年感じます。しかし今年は12月中旬近くなっても全く開花せず。もしかすると10月までに咲いてしまい、今は葉桜ならぬ葉徳利になってしまったのでは?と心配になっていました。

そして昨日も開花しているトックリキワタを探すも、どこへ行っても葉徳利。確かに今年は暖冬傾向も、10月中旬以降は急に涼しくなり、そして11月はまた夏模様という感じでしたので、その10月中旬に咲いてしまったのでは?と不安になりました(さすがに10月にトックリキワタはチェックしないので)。

結局昨日も外出終盤までにチェックしたものは全て葉徳利で半ば諦めかけていたところ、トックリキワタの銘木がある開南バスターミナル近くに行ってみると、遠目で見ると葉徳利もわずかに開花しているものがあって少しだけホッとしました。しかし2020年と比較するとこの有様。確かに剪定されて羽振りが小さいものの、色合いが歴然の差です。

tokkurikiwatahikaku2020-202.jpg

しかしそのわずかに開花している花の部分をズームして撮影。画像を確認するとようやくトックリキワタの真の開花状況が分かりました!



ツイートした通り、わずかに開花している花の周辺に明らかに「つぼみ」と思われる緑色の玉状のものをいっぱい発見。つまり開花はこれからで、これらが一気に開花すれば2020年の写真までいかなくとも、ピンク色の木にに変わることでしょう。

結果トックリキワタの花が無い理由はやっぱり超暖冬が原因のようです。高木の花はある程度気温が下がり、昼と夜の気温差が大きくならないと開花しないんですよね。なにせ今年の11月の沖縄は毎日のように夏日で、朝晩も今朝のように20度前後までしか気温が下がらず冷え込むことがほとんどありませんでした。暖冬というか夏が超長かった2024年の沖縄。なにせ真夏の花・サガリバナは12月(昨日)になっても開花していますので、いかに暖冬かが分かります。



そして外出も終わりに近づいた頃、念のためにもう1ヶ所トックリキワタをチェックしに少し遠回りすると、なんとそこには満開レベルのトックリキワタ!



これはビックリした!

ちなみに場所はネタバレさせますが、先の開南バスターミナルと並ぶトックリキワタの銘木がある「那覇セントラルホテルの軒先」。街路樹では無くホテルの敷地内ものですが、毎年見事に花を咲かせるものの今年は他があまりに開花が遅いのでチェックしていませんでしたが、昨日半信半疑で寄ってみると大正解。実質今シーズン「初トックリ」。ただ全般的に1ヶ月ほどトックリキワタの開花が遅れているので、もしかするとクリスマスや年末年始頃に満開を迎えるかもしれませんね。

しかしトックリキワタがこの状態だと、次に開花する桜も遅れるかも…(那覇市街の桜は2月中旬が見頃も1ヶ月遅れると本土の桜と変わらない時期になっちゃう…)。いろいろな意味で今年は暑かったということなんでしょうね。っといっても沖縄の冬は突然やってきて突然極寒になるので、まだ油断はできません。特にクリスマス以降の年末は一気に寒くなる傾向。はたしてどうなるか!?

tokkurikiwata20231207.jpg
posted by 離島ドットコム管理人 at 2023/12/08-05:00 | 沖縄の服装/天気
▼スポンサードリンク
ページの先頭へ▲