「沖縄に台風一過は無い」
もはや「定説」以前に沖縄では「常識」。台風通過直後の昨日も1日雨が降ったり止んだりしていましたし、今朝も雨こそ心配無いものの、ど〜んよりした空模様。ただし、気温だけは真夏モードに戻っていて、今朝も最低気温で28度、湿度は雨なしにも関わらず93%と、超〜蒸し暑い朝を迎えています。まぁ台風直後は南から湿った空気が入ってきますので、毎回高温体質になるのも、沖縄では台風直後の常識ですけどね。
また今朝は我が家もやりましたが、早朝から掃除モード。特に窓など外回りは、台風直後に掃除しないと塩害でこびり付いた潮が取れないばかりか、金属部分は錆びてしまいます。今朝は高圧洗浄器で窓周りを洗浄。特に重要なのはエアコン屋外機で、台風直後に洗浄してあげないと必ず壊れます。
この台風直後の掃除はまさに時間との勝負って感じですね。あと車も、特に車は洗車はもちろんのこと、車体の裏側(地面側)を高圧洗浄機などで洗浄しないと、リアルに錆びて最悪の場合はマフラー落ちます(我が家は錆びてマフラーの一部が落ちました)。なので今日の沖縄はガソリンスタンドの洗車機は長蛇の列でしょうし、各家庭でも外回りの掃除に追われていると思います。まぁそれが沖縄の台風直後の日常なんですけどね〜。
そしてその台風11号。沖縄への直接的な影響は無くなったので、リアルタイムに情報チェックしていませんが、どうやら今朝方に某K国の釜山に直撃したみたいですね。予想よりK国寄りを進んだので、日本への台風からの直接的な影響は当初の予想より少なめ。といっても台風の東側は広範囲で間接的な影響があり、既に西日本の「南に海・北に山」がある地形のエリアは猛烈な豪雨になっているようです。
「南に海・北に山」エリアが豪雨になるのは、風下の南から湿った空気が入り、風上の山にぶつかり雨雲群が発生しまくるから。台風時に本土が沖縄以上の豪雨になるのはこれが理由です(沖縄には山が無いので)。
あと今後で気になるのは台風が日本海へ抜けた後。勢力を保ったまま、東北や北海道に影響なんてことも・・・。まぁ米軍予想だと、台風11号は東北や北海道方面には行かず、サハリン方面に向かうとのことですが、それでも台風の東側に位置するエリアでは豪雨になる可能性もあるのでご注意くださいませ。
そして沖縄ではすでに次なる台風への警戒モード。昨日の時点で「91W」が米軍情報の「台風のタマゴ一歩手前」警戒レベルになりましたが、今朝はもう1個「92W」も警戒レベルにアップ。台風11号と同じ発生エリアにあるだけに、今後の動向が超〜気になるところです。
それ以前に早く台風11号には過ぎ去ってもらい、早く沖縄への物資輸送再開(フェリー再開)して欲しいものです。現在は沖縄本島でも完璧に物資不足に陥っていますし、離島に至っては物資不足どころか「物資無し」レベルのところまで来ているかもしれません。
おそらく物流は今夜か明日から再開で、初便が沖縄に来るのは明後日以降。本島への物流が再開するのは週末以降になると思いますが、初便は重要な物資のみなので、生活物資はさらにその後。つまり今週末(9/9-11)も物資不足の状態は継続ってことになりそうです。離島に至っては来週末(9/16-18)まで物資が来ないなんて島もあるかもしれませんね・・・
沖縄の場合、台風や家屋の被害など台風によるの直接的な影響よりも、この船の欠航による物資不足の方が断然ダメージ大。今回は1週間以上も海がシケていますので、間接的には近年最悪な台風になるかもしれません。直接的な影響は軽微でしたが、この欠航による間接的な影響は甚大になりそうな台風11号だったのでした。
さてさて台風12号・台風13号はあるか否か!?(12号のタマゴ98Wは11号に吸収されるも台風に認定前に吸収されたのでナンバリング無し)