
台風2号は気象庁の情報からも消滅扱いになっていますが、ただ雲の流れを見るとどうやら台風2号の雲は台風1号に取り込まれたようです。台風1号のしっぽが台風2号がある海域まで延び、その雲が台風の中心に引き寄せられつつあります。
そして台風1号には、台風シーズンピークのような「台風の目」が現れ、ヒジョーーーにヤバイ状態になってきています。さらに予想進路は2日間連続で全く同じもの。米軍情報で2日連続で同じ進路になると、ほぼ確実にその通りに進みます(気象庁の予想進路は平気で180度違う方向になりますw)。
もはや4月15日の「台風1号小笠原直撃」は不可避?
しかも今のところ勢力も960hPaという「強い」レベルでの最接近になりそうなので、中心付近の最大瞬間風速も「50m/s」と時速180km/hで走行中に窓を開けるレベルの風になりそうですw
でも台風1号の移動速度は、現在は「自転車並みの時速15km/h」ですが、小笠原接近時には「原付バイク並みの時速30km/h」で、通過後には「車並みの時速45km/h」となるとのこと。台風は「進路」以上に「通過速度」が影響度の高さを左右するので、この移動速度の速さなら影響も少なめで済むかもしれません。沖縄で台風による被害が大きくなるのは、この移動速度が沖縄海域では「ママチャリレベル(時速10km/hレベル)」だからなんですよね。
ただ台風は中心付近もさることながら、中心の北側に猛烈な雨雲群を伴うことが多く、進路から遠く離れたエリアでも影響がある可能性も。しかも台風の中心付近のような一過性な影響ではなく、延々豪雨になるエリアもあるかもしれません。特に本土の太平洋側で北や西に高い山がある地域の方は、台風1号を他人事だとは思わずに、豪雨に警戒して欲しいのです。熱海や伊東などの伊豆半島東岸や、東京や神奈川でも西部には西に高い山があるので要警戒だと思います(青梅〜高尾山〜丹沢)。
どっちにつけ、小笠原も本土も「4月15日(金)」が1つのポイントかもしれませんが、本土の場合は台風の影響は4月14日から出てくるかもしれませんので、まずは「東風」になったら要警戒です。
台風の影響の有無は「風向き」で読むことができますので、方角もさることながらその風の強さにも気をつけましょう。(南東の風はまだ安全域・東風/北東の風は危険域)
ちなみに今日の沖縄はまさにその「東風」でやや強めなものの、沖縄の場合は台風ではなく、夏の空気の境界線によるもの。梅雨と梅雨明けの境界線って感じです。結果、今日も超〜暑い沖縄でございます。
<今日の沖縄・昼までの気温>
#那覇南部27・6度
#久米島27・5度
#下地島28・7度
#石垣島27・9度
#波照間島28・2度