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2021年11月30日

まさかの台風21号?でも今回も影響あるのは硫黄島や小笠原のみ

今週に入ってからの本土はまさに「真冬」で、首都圏でも一桁台の気温が普通になってきましたが、沖縄は雨季らしい高めの気温。今朝も那覇でも最低気温21度、八重山では夏さながらの最低気温24度近くもあります。その分、天気が不安定で昨日ほどではないですが、今朝も沖縄海域には雨雲がちらほら。まぁ昨日のような1日雨モードにはならないと思いますが、今日はこの気温の高さからしても夏のようなスコールに要注意かもしれませんね。まだまだ沖縄海域には夏の空気が入ってきているようです。

しかしブログでもツイッターでも特に明言しませんでしたが、マリアナ諸島近海に気になる雲が一昨日ぐらいからあり、ついに米軍情報では台風のタマゴ「TD27W」認定。日本だと台風21号になりますが(2021年は6つも番号にズレがあるが)、台風が普通に発生するということはまだまだ南の海域の海水温が高い証拠でしょうね(その影響で最南端の八重山も気温が高い?)

台風21号「ニヤトー」
マレーシアの言葉で「木の名前」

typhoon20211130-no21.jpg

10月29日の台風20号以来、まさに「1ヶ月ぶり」の台風情報です。といっても先の話の通り、沖縄海域への影響は皆無で硫黄島にはかなり接近しそうですが、北上にともなって急激にパワーダウンすると思います。なので硫黄島や小笠原接近時は台風としては消滅しているかもしれませんけどね。

なのせ台風による「直接的な影響」はさほどないかと思いますが、問題はこの台風による潮流の変化。「軽石」の流れが変わる可能性があります。良い方向に変わればいいのですが、台風は流れを激しくするので基本的には軽石として悪い影響がありそうな気がします。

既に沖縄本島のみならず宮古・八重山にも軽石が到達していることもあり、この台風でさらに影響が出てしまわないか心配になります。なにせ石垣島の離島桟橋でも軽石が確認されているって話ですからね・・・



離那覇して長いですが離那覇前はまだ軽石到達前で、その直前に行った離島も快適に過ごせましたが、まさかこの1ヶ月でここまで軽石影響が沖縄全域に広がっているとは思いませんでした。さらにそこに1ヶ月ぶりの台風発生ともなると、その影響がどこまで広がるか気になるばかり。

といっても軽石も台風も「自然」のことなので、受け入れるしか無いですし、そもそもその軽石が流れ着いた場所のほとんどが埋立や造成なので「無理矢理海を崩した場所」。自業自得の感も否めません。人間の都合で自然を破壊したツケが来ているだけのような気がします。港も人工ビーチも本来はそこに無いものですからね・・・

でも台風が沖縄としては逆に良い影響がある場合もあるので、台風21号(気象庁は認定前だけど)には少し期待したいものです。なにせ台風は上がりすぎた海水温を下げてくれるいい影響もありますので、軽石も上手い具合に分散してくれると助かるのですが・・・

まぁ世の中そんなに上手くいかないものですが・・・
posted by 離島ドットコム管理人 at 2021/11/30-05:49 | 沖縄台風/災害情報
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