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2020年09月07日

台風10号まとめ。多くの離島を経由して大陸へ!

typhoon20200907-no10.jpg

まだ日本への影響はあるものの、どうにか台風10号は日本海域を抜け去りそうです。それにしても、見事に様々な離島に接近しまくり北上していきましたね。

まずは沖縄・大東島

台風10号の目にこそ入らなかったものの、台風の最も荒れる「中心東側」に長時間さらされ、離島の中でも最も大きな影響があったかと思います。最大瞬間風速こそ「51.2m/s」とちょっと強いレベルのものでしたが、大東島近海でスピードダウンしたのでその影響も大きく、北大東島も南大東島も「ほぼ全戸停電」。今朝も北大東島で「20%」、南大東島で「15%」がまだ停電しているようです。

でも島自体が要塞のような大東島だけに、人的被害はゼロ。建物もわずか8棟とか10棟程度しか影響がありませんでした。しかも大東島は昨日のうちに晴れ間が戻り、風も急速に落ち着きました。むしろ沖縄本島の方が昨日は荒れていて、特に本島北部では1日強い雨が降っていた印象。那覇は朝のみの雨でしたが、午後も突然の横殴りの雨もあって、安定した天気にはほど遠かったです。結果としては、今回の台風は沖縄としては予想通りの通常レベルで、気象予報士が騒ぐほどのものではありませんでしたw


次は鹿児島・奄美群島

当初から今回の台風で最もヤバイのは奄美と思っていましたが、大東島近海で進路変更したおかげで、最悪は免れることができました。さらに中心は喜界島の東沖を通過し、奄美全体が「中心西側」になったので、中心東側ほどの災害レベルにはならなかったみたいです。それでも喜界島で最大瞬間風速「41.2m/s」を記録。その影響で、喜界島では島の「98.1%が停電」。記録上、停電していなかったのはわずか120戸のみ(おそらく公共施設のみ)。今朝になっても喜界島では90%で停電しているようです。

奄美群島を通過後は、トカラ列島にまさに直撃。中之島に至っては台風の目に入ったみたいですが、でも台風は目に入った方がまだ楽で、喜界島や大東島のように目に入りそうで入らないエリアが最も荒れて大変。何事もなく通過していることを願うばかりです。


そして本土・五島列島/軍艦島/対馬

五島列島。こちらはまさに列島のど真ん中を台風が通過。ただ予想より勢力ダウンし、スピードも早かったので五島列島での最大瞬間風速も「35.5m/s」で済んだみたいです。しかしここでも中心より少し離れた場所で、とんでもない風速を記録。長崎市の野母崎。軍艦島がある岬ですが、ここでなんと最大瞬間風速「59.4m/s」を記録。もちろん岬という風が抜ける場所だったので、市街地より風は強いものの、猛烈な状態で接近した大東島以上の風を記録。ただでさえ崩落しかけている軍艦島の建物が気になります(多分ヤバイ)。

そして五島列島直撃後は対馬へ一直線。対馬の西岸を北上し、大陸へ上陸したみたいです。ただこの対馬も台風中心東側の猛烈な部分がかかってしまったので、最大瞬間風速「48.9m/s」を記録。沖縄ならどうにかなるレベルですが、離島でも北に位置する対馬でこの風は記録的。といっても今回の台風で、九州全域で「観測史上最大の風」を記録しまくっているので、もはや感覚が麻痺しかけていますが・・・


最後に台風から離れた本土の太平洋側

台風の中心が九州西岸なので、本土の方は油断しがちですが、それは甘いです。台風中心の東側は広範囲で嵐になります。しかも今回のように勢力が強かった場合、その影響範囲もさらに広くなります。さらに本土の太平洋側には、海の北側に高い山が多くの場所であり、南の海から入ってきた湿った空気が山にぶつかり活発な雨雲群を生成し、猛烈な豪雨になります。雨雲レーダーを見ると、見事に北側に山があるエリアがどこもかしこも豪雨になっていますね。

さらに山で豪雨になれば、そこから流れる河川は増水。下流で水害になる可能性もあります。台風が遠いからといって、油断は禁物です。しかもこの太平洋側の状況は、台風が通過しきってもしばらく続きます。今日の本土は、とにかく「北に高い山がある太平洋側の地域」は常に豪雨に要警戒です!


そんな感じで、今回の台風10号は気象予報士が大騒ぎするほどでは「予想通り」なりませんでしたが(風速80m/sなんてあるわけないw)、それでも台風慣れしていない本土の方は大変だったと思います。


台風は通過後も重要!

台風直後。外回りの洗浄は早めに行いましょう。掃除ではなく洗浄。台風によって窓や壁にゴミが飛ばされてきているのはもちろんのこと、一番注意しなければならないのは目に見えない「潮」。海から離れた場所でも潮は飛んできます。それらを水で早めに流し落としましょう。放置するとこびり付いて取れなくなりますし、特に金属部分は腐食に繋がります。中でもエアコン室外機はそのまま放置すると錆びて故障。早めに水で潮を流し落としましょう。

沖縄ではその頻度があまりに多いので、高圧洗浄機的なものを持っている人も多いです。我が家も電気不要の高圧洗浄器を持っていて、今朝もフル活用。窓ガラス/網戸/手摺/壁、そして室外機を高圧噴射で洗浄。っていうか台風9号で洗浄したばかりだったのに、わずか5日後にまた洗浄することになるとはね・・・



そして今後は・・・

先も綴りましたが、本土の太平洋側で北に山があるエリアは、しばらく豪雨が続くと思います。また豪雨の後も河川は増水、地盤も緩むので、しばらく警戒が必要かと思います。また北に抜ける台風は、台風一過になりにくく、台風のしっぽが残る可能性があるので、しばらくは不安定な天気になるかもしれませんね。

そして台風10号の落とし物。やっぱりあります。この時期の台風が連発する理由は、この台風の落とし物があるから。沖縄近海に1個ありますし、さらにマリアナ諸島近海にも気になる雲あり。まぁ9月は台風シーズンのピークなので毎度のことですが、台風ブログは当分休めそうにありませんね・・・

とにもかくにも台風10号は日本海域を通過。今日・明日は台風のしっぽもあるので、今週前半は水辺に近づかないようにしましょう!
posted by 離島ドットコム管理人 at 2020/09/07-09:01 | 沖縄台風/災害情報
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