2020年08月11日
台風6号ようやく認定。でも台風7号は未だに…
台風6号「メーカラー」
米軍情報に半日以上遅れて、昨日、フィリピン西の雲が台風認定。しかし認定があまりに遅いので、米軍情報では台風7号なのに、気象庁では台風6号扱い。まぁ台風の名前だけは米軍情報が合わせてくれるので、どっちにしても「台風メーカラー」なのは変わりません。
ちなみに台風6号「メーカラー」は、タイの言葉で「雷の天使」と、なんとまぁ幻想的な名前なんですが、雲の威力は雷レベル。かなり雲が密で巨大です。中国に間もなく上陸しそうですが、かなりの影響がありそう。また進路の東側に当たる台湾でもかなり荒れそうなので、足早に通過して欲しい次第です。大陸に上陸すれば一気にパワーダウンして、大陸を抜ける頃には消滅しそうですけどね。
ただ気になるのが、台風5号の落とし物を台風6号が引っ張ってきていること。沖縄の南にある雲なんですが、もしこのまま台風6号が北上すると、その雨雲群も北上すると思いますので、沖縄へモロにかかりそうな気がします。昨日は台風5号の落とし物で、特に八重山は雨ばっかりでしたが、間髪おかずに台風6号の間接的な影響がありそうな沖縄です。
そしてもう1個の台風。
台風7号「ヒーゴス」
こちらは未だに気象庁は台風認定していませんが、米軍情報では詳細進路予測まで出ていますので、そちらをベースに分析。台風の中心から外に向かう空気の流れに沿って、徐々に沖縄方面へ進んできているらしいです。
ちなみに台風7号「ヒーゴス」は、米国の言葉で「いちじく」とのことですが、沖縄到達までにどこまで発達するかが今後のポイント。イチジクなんて可愛い名前じゃ済まないレベルまで発達しないことを願うばかりです。でも台風6号との干渉が無さそうなのが今のところは救いかも。干渉すると猛烈に発達するので、予想進路通りのタイミングでどちらの台風も足早に通過して欲しいものです。
ただこの台風7号は、太平洋高気圧の範囲を抜けた瞬間、一気に台風5号のような北上進路に変わる場合もあり。その急カーブするタイミングは台風が停滞するので、どのタイミングで北上するのかかなり気になります。沖縄本島西近くでの旋回だけは勘弁して欲しいものです(台風中心の東側は猛烈に荒れるので)。
でも沖縄接近のタイミングがモロに「お盆休み」なのは、逆に沖縄としては不幸中の幸いかも。飛行機が軒並み欠航してくれれば、全国ワーストの新型コロナ感染率の沖縄としては、観光客が来ないだけでも気が楽になります。といっても今の沖縄は観光客(外)よりも沖縄県民(内)の方が恐怖ですけどね・・・
posted by 離島ドットコム管理人 at 2020/08/11-08:25
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