2019年10月10日
満月台風19号。進路が東へ少し逸れる!本土上陸無しの可能性も!?
昨日1日、気象衛星画像で台風の目の位置をチェックしていたのですが、見事に「東経140度ライン(東京の経度)」をトレースするかのように北上。本来の予想では北西向きの進路で、旋回後に東海・関東直撃コースでしたが、昨日の北上のおかげで進路がかなり東にずれそうです。
今朝の米軍予想では千葉県に最接近となっていましたが、さらに実際の進路は東にずれてきており、このまま行けば本土上陸を免れる可能性も出てきました。もちろん、あくまで予想のレベル(しかも一般人w)ですが、沖縄で数多くの台風を経験している身からすると「本土に上陸しない可能性もある」と言えそうです。
昨日1日の「北上」は大きな意味あり!
しかし進路が逸れても台風による影響がなくなる訳ではありません。特に「波」は台風が近くても遠くても高くなるのは確実で、さらに満月で潮が高くなるのも確実なので、台風の進路がずれて上陸を免れたとしても油断禁物。
「満月台風」の異常潮位は恐怖!
海が近い沖縄だと、その恐怖は身にしみて感じていますが、本土だと油断しがちだと思います。満月台風の際、満潮時は「津波が延々続く」と考えてもいいレベル。なので台風対策というより、高潮対策は「完璧」に施してほしいものです。
沖縄は最接近時はまだ満月前なので多少はマシですが、それでも明日の満潮時の潮位は「午前6時前+187cm」、「午後6時過ぎ+196cm」とかなり高い状態。特に沖縄本島でも東岸には、台風からの高波がモロに入ってきますので、今日も午後6時前後は、特に東岸の港や埠頭には近づかない方がいいと思います。
本土もすでに太平洋側全域に高波が入ってきていますので、銚子では「午前3時・午後3時」、御前崎では「午前4時・午後4時」、南紀白浜では「午前5時・午後5時」の満潮時は海に近づかないようにしていただきたい次第です。
気象庁や気象情報会社、そして気象予報士の「適当な進路情報」や「意味ない数値情報」よりも、今回は海などの「水辺」への警戒を怠らないようにしましょう。海の潮位が上がれば川の水位も河口付近では上がります。高波も遡上してきます。
しつこいようですが、今回の台風19号。異常潮位になる可能性が高いので、潮位には十二分に注意し、満潮時には絶対に水辺に近づかないようにしましょう!!!
posted by 離島ドットコム管理人 at 2019/10/10-08:53
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