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2019年09月17日

机上の台風が消滅しても雲が消えるわけではない!油断大敵!!



机上では台風16号は「消滅」扱いになりましたが、雲が消えた訳ではありません。むしろ雲は日本近海で最も大きなものを伴っており、徐々に北上中。台風15号や98Wのような関東方面へと向かっています。なのでどっかの気象情報会社が「日本への影響無し」と豪語するには問題。「台風としての影響」がなくても「雨雲群の影響」が大いにありますので、今後も油断せずに注意した方が良いと思います。この油断が、被害拡大を招くわけで、ホントに気象情報、特に台風情報は油断禁物です。

特に台風16号の雲は、先の台風15号に近い進路を進んでいて、さらに昨日関東に雨をもたらした「98W」に近いコースを進む可能性もあり、なおさら油断禁物だと思います。またその「98W」も関東近海にまだ停滞してるので、こちらも完全に東へ抜けるまでは注意した方が良いと思います。


そして沖縄近海の「95W」。雲の動きだけを追ってみると、徐々に海水温が高い南の海域へ南下。それに伴い徐々に発達し、今朝の段階ではまん丸い渦をまいたものになり、まるで先日の台風15号の本土直撃直前のような状態になっています。雲の形だけを見ると、この「95W」が最も危険なレベルかもしれません。何よりここまでの雲の動きが右往左往とまさに迷走。進路も読めなければ、雲が発達するのか消滅するのかさえ読めない厄介さ。

でもこの「95W」のおかげでここ数日の沖縄は「北風」で、気温こそ高いものの乾いた空気が入り、過ごしやすい気候です。一昨日は雨のおかげでエアコンなしで就寝できましたが、昨日は雨無しでもこの乾いた空気と強めの北風で涼しくなり、エアコンなしで就寝できました。


な〜んか10月後半の空気感。


もちろん一時的なものだとは思いますが、あとはこの「95W」次第って感じですね。また沖縄本島の南の近海に突如雲が発生していて、今後はこちらも要警戒です。とにもかくにも今年の雲は全く読めないので、気になる物は常にチェックが必要。安易に「影響無し」という雲はほとんどないと思います。また「台風」という机上のカテゴリーにこだわるのも危険だと思います。

そういう意味で、米軍情報のこの「95W」とかの危険レベルの表現って、ホントに役に立ちます。ちなみに「95W」の「W」は太平洋西エリアの意味で、「95」は連番で特に数値に意味はありません。



posted by 離島ドットコム管理人 at 2019/09/17-06:51 | 沖縄台風/災害情報
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