しかし行ってみるといろいろ問題が多いことも発覚。その点も含めてレポートします。

まずは農連市場本体。なんとこんな建物になっていました。しかも市場本体もこの建物の中に入っていて、なんだか雰囲気がまさに「雲泥の差」。なにせ今まではこんな感じでしたからね〜。ちなみに新しい建物は3階建てですが、一般の人が行けるのは2階までのようです。なのでレポートは2階まで。


1階と2階のフロアマップですが、どちらも一般店舗と市場の一部が共存している感じです。でも1階は店舗がメインで、観光客向けのフロアって感じかも?2階は店舗の先に市場もあり、往来も気軽にできます。
もしかすると市場も一般でも行ける感じの作りなのかもしれませんね。
それにしても飲食店のテナントの数は多すぎでは?ってぐらいのレベル。こんなに要るの?って感じで少々心配です。しかも日曜日だったからなのか、逆に日曜なのになのか、観光客も地元の人もほとんど来ていない閑散とした状態でした。もちろん市場がやっている平日ならもう少し人も多いのかもしれませんが、飲食店スペースは観光客向けなら、むしろ日曜日の方が賑わっても良いはず。


写真は営業している店舗を選んだものですが、実際は半分以上がシャッターが閉まっていました。そもそもお休みなのではなく、店舗が全部埋まっているとは考えにくいんですよね。再開発なので等価交換で得た店舗もあるのかもしれませんが、開店休業状態のものも多いような気がします。
そもそも農連市場は、目的がないとなかなか行かない場所。飲食店のようにふらっと来る場所ではありませんでした。そこにここまで飲食店を沢山集めても、客来るのかな〜?農連市場は行ったことがある方ならわかると思いますが、観光客でも地元の人でもなかなか足を運ばない那覇でも「陸の孤島」。国際通りからも国道330号線からも微妙に離れていて行きにくいんですよね。
そこにあんなに飲食店を設けても、誰も行かない気が・・・
まだオープンして間もないのでお店も入っていますが、1年後にはシャッター街になりそうな予感。
もちろんメインは「市場」なので、飲食店が減っても市場としては問題ないですが、なんか全てにおいて「豊洲」に近い印象。市場は使いにくそうだし、店舗は撤退の嵐になりそうだし、築地市場の移転後の豊洲にすごい近い印象があります。
でもこの農連市場は、市場があった場所での再開発なので、立地的には問題ないはずなんですが、その「企画」が問題あり。あの場所に飲食店だらけの箱物、上手く行かない気がします。店舗なんてもっと最小限にして、市場を拡充した方がいいような気が・・・
その市場も、なんか狭っ苦しくて使いにくそうだし、そもそも立体駐車場のような市場って・・・。もちろん3階はきちんとした市場なのかもしれませんが、それでも車でわざわざ3階まで上がらせるのも、市場としてはちょっと不便。
1年後、どうなっているでしょうか・・・
