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2016年09月25日

デカすぎ!台風17号の雲の大きさ。進路から離れた場所でも影響大!!!



既にFacebookページツイッターではこの事実をお伝えしていますが、今回の台風17号は潜伏期間が2週間もあったので、雲のサイズが今までの台風とは桁違いの大きさで、気象衛星で雲の画像を見るとゾッとするレベル。

その状態を台風の進路図にプロットしてみると、さらにその事実に驚愕!

本来ならこの予想進路なら影響があっても八重山の一部だけかと思っていましたが、もしこのままの雲の状態で進むと沖縄本島どころか奄美にも直接的な影響が出るかもしれません。しかも間もなくその雲が大東島にもかかりそうで、まだ最接近前なのにここまで影響範囲が広いとなると、中心により近いエリアではどうなるか不安なレベル。

今回、沖縄で最接近するのは与那国島よりも波照間島。まぁこの2つの最接近レベルはほぼ同じかと思いますが、もしこのままの状態で進めば、中心からかなり離れても大嵐になるかもしれません。

その威力、台風16号以上。

先の16号が直撃した与那国島でも、16号はどうにかやり過ごせても、連続してくると16号で弱くなった部分にだめ押しをしてしまうこととなり、崖崩れや土砂災害の可能性も16号以上に高くなるかもしれません。また心配している波照間島でも直接的な影響もあり得ますので、もしこの2つの離島に現在滞在中の旅行者の方は、早めに石垣島へ移動しておくことをおすすめします。

個人的にも八重山で体験した台風1号と同じような進路ですが、正直、威力は桁違いに今回の方が上。確かあの時も与那国島に居て早めに石垣島に戻りましたが、天気はそれほど荒れなかったものの、船は丸1日全便欠航。今回も欠航便はかなり出そうですが、それ以上に直接的な影響が心配です。

しかしそれ以上に心配なのは「台湾南部」。

その台風1号も南部直撃でしたし、先の台風14号も直撃し、そして今回の17号も直撃するとなると、もはや手の打ちようが無い状態になるかもしれません。

何年か前のフィリピンをおそった台風30号を思い出してしまいます。あのときは「犠牲者6000名以上、行方不明1700名以上。避難者400万人、被災者は1200万」とも言われる、過去に類を見ない影響がありました。しかもあのときは台風シーズンが終わっている11月初旬でこの威力でしたので、今回もどうなるか不安なレベルです。

沖縄への影響も気になりますが、今回は台湾南部への影響がそれ以上に気になります。心配です。どうか少しでも影響が少ない南寄りの進路を足早に通り過ぎて欲しいものです。


ちなみに間もなく台風17号の雲がかかりそうな大東島。今朝は大東島からの船が那覇に無事入港。でもこの様子だと次に出港できるのはしばらく先になりそうです。でも今回はあくまで東から西への通過型なので、通過さえしちゃえば海は徐々に回復すると思います。16号の時は北上型だったので沖縄海域でうろうろされたので、波が高くなる期間が長かったですが、今回は西にそのまま抜ける感じだと、影響する期間は短く済みそうです。

しかしこれだけ南の海域を通過する台風で、沖縄本島にまで影響を懸念するものも珍しいです。いかに今回の台風の威力が巨大かがうかがえます。

今年の台風で一番恐怖を感じる台風17号です。

少しでも南の海域を進んでくれることを切に願う次第です(T人T)

(台風関連の記事はコメント不可)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2016/09/25-08:22 | 沖縄台風/災害情報
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