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2016年06月04日

これが現実。でもそれを語らない沖縄県議選候補者、そして沖縄のメディア

沖縄のメディアのこのニュースの報じ方。笑ってしまいました。

「沖縄県民所得4.1%増210万円 2013年度復帰後最高を更新」

あのね。全国的にプラス傾向で、増加は沖縄だけじゃないんですが。しかも結局の所、事実はこれ。

「県民所得、最高額は東京の450万円 - 最下位沖縄とは240万円の差」

ダントツ最下位は変わらず。東京の「450.8万円」は高すぎだと思いますが、全国平均でも「306.5万円」で、沖縄の「210.2万円」はその平均の「2/3」レベル。先の東京と比べると「4/9」レベル。つまり半分以下。

過去最高を喜ぶのではなく、万年最下位を悔やむべきでは?しかも沖縄のメディアの記事には一切「全国最下位」と書いていない。その事実を共有するのがメディアの役目だと思うのですが。

ちなみに「県民所得」とは、給料だけではなく利子や不動産収入などの財産所得、会社などの企業所得も含めたもの。県民個人の所得だけではなく企業の利益なども含めた県民経済全体の所得を言います。つまり個人がダメダメでも企業ががんばっていればこの数値は大きくなります。なので一概にこの数値が個人給与の差とは言えませんが、それでもこの沖縄と他の地域との差は大きいですね。

まさに今の沖縄県の問題でもある県民所得最下位という現状。

そのことを誰一人語らない今回の沖縄県議選。まぁ語る人はいるかもしれませんが、最下位脱出のための「実現可能」で「具体的」な政策は誰一人語りませんね。

県民は「経済」のことを一番望んでいるのにね。

何処向いているのやら、沖縄県議選の候補者は。その明後日の方向を向いている具体的な証拠は、ルール(法律)を守らない選挙活動ですね。

(コメント不可)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2016/06/04-13:59 | 沖縄ライフ
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