
ぶっちゃけ、台風20号は沖縄には全く影響ありませんし、本土への影響も海が多少荒れるぐらいだと思いますので、あまり細かくチェックはしていません^^ゞもちろん最接近する小笠原は要警戒だと思いますが、沖縄同様に小笠原の方も台風には慣れているので心配は要らないかな?それほど強い台風でもありませんし、何より島だと台風の影響は一過性なのでなんとかなるかと思います。ただ連休直前の台風なのでこの連休を小笠原で過ごそうと思っていた方には影響が大きいですけどね(小笠原は船でしか往来できないので)。
とりあえず台風20号は当初の米軍予想通り(笑)日本列島からは離れた場所を通過しそうなので小笠原諸島と伊豆諸島以外への影響はあまり無さそうです。気象庁予想では本土に接近する可能性ばかりを気にされていましたが、やっぱりここでも米軍情報の的確さを思い知らされました^^ゞ
っていうか今朝は台風20号よりも昨日の午前7時54分に南米チリで起きたM8.3の地震による津波。既に南米では津波を観測されているので、その対岸にあたる日本などアジア方面へも到達する可能性があります。既に午前3時の時点で沖縄はもちろんのこと日本全域の太平洋側に「津波注意報」が発令されています。
1960年のチリ大地震(M9.5)の際も日本にはその23時間後に1〜4mの津波を観測。今回の地震の規模はそのときに比べれば全然小さいので「警報」レベルにはなっていませんが、「注意報」レベルの場合でも潮の干満などのタイミングが悪いとかなり陸上も浸水するかもしれません。ちなみに今日の潮汐情報は那覇で干潮が午前3時30分、満潮が午前9時45分。
過去の地震で「23時間後に到達」ということから考えると、日本への到達は「午前7時」前後。満潮まで至っていませんが、この時期の潮位はあまり引ききらないので、那覇でも午前7時の潮位が「1m50cm」前後なので警戒は必要かと思います。もちろん那覇は西岸なので地震があった東岸ほど影響は無さそうですが、本島でも東岸には安座真や中城などの港が多いので警戒は必要かと思います。那覇も津波が回り込んで時差的に潮位が高くなるかもしれませんので要警戒です。
しかもその過去の津波の「1〜4m」の最大の「4m」を記録したのは沖縄。といってもピンポイントで計測されたものなので、高波が1個できたレベル。なので線状の広範囲な津波ではありませんでしたので、この「4m」というのはあくまで数値的なもの。実際は「1〜2m」の津波だったようです。でもそのときも津波は2度のピークがあったようなので、今回も予想到達時間を過ぎても警戒は必要かと思います。
とりあえずまだ連休前なので観光客は少ないタイミングかと思いますが、それでも今日の少なくとも午前中は絶対に海に入らないようにお願いしたい次第です。小さな津波でも陸に近づくに従って数値以上に大きくなることもありますし、津波発生によって流れが複雑になるので見た目穏やかそうでも津波が落ち着くまでは海には絶対に入らないでください。
それと満潮時期と津波到達時期が重なる可能性もあるので、できる限り海から離れた場所に居るようにしましょう。絶対に興味本位で海の近くへ行くのは止めましょう。可能な限り高台ないし頑丈な建物の上に居るようにしましょう。
とりあえず津波が落ち着くまでは那覇でもあまり外に出ないようにします。先の話のように那覇など西向きでも島だと津波が時間差で回り込んできますので、直接津波が来る恐れがある東岸よりも警戒する時間が長くなりそうです。
<1960年に発生したチリでの地震による津波について(内閣府)>