2015年08月05日
朗報と悲報?台風13号の雲は分離し勢力ダウン。でも分離した雲が次の台風?
昨日まであった台風13号の巨大な暴風域が今朝になっておおよそ3割ほど小さくなって、勢力も「猛烈」という表現の「900hPa」から「非常に強い」という表現の「925hPa」まで勢力ダウン。もし昨日のままの状態で沖縄に接近したらもの凄い影響が出そうで最接近しない那覇でも恐怖を感じていましたが、今朝の状態なら9月の台風シーズンピーク時の強い台風レベルなのでまだ何とかなりそうな感じになってきました。しかも台風13号は既に北の海域まで来ていますので、これ以上の発達は無さそう。
とはいうものの、台風の大きさは巨大のままなので最接近するであろう宮古や八重山では未だ警戒は必要かと思います。特に台風はその北側と東側には南から湿った空気が入りますので猛烈に荒れます。今回の台風は沖縄全域でその北側や東側に入るので広範囲での影響の可能性も。でも昨日までの予想よりははるかに気が楽なレベルになってきたので僅かながら「朗報」とも呼べるかもしれません。あとは予想進路通りに旋回せずに足早に抜けてもらうことだけですね。通過型なら影響も一過性なので被害も最小限で済みますのでどうか迷走しないでまっすぐ進んで欲しい次第です(/_;)
しかしこの台風13号の勢力ダウンの理由は雲の一部をマリアナ諸島東に置いてきたため。しかも今後、その落とし物は熱帯低気圧になりそうなのでもしかするとすぐに次の台風が発生!なんてこともあるかもしれません。本来なら台風13号のような大型台風の場合、周辺海域の雲を持って行ってくれるのでしばらく次の台風の心配は要らないのですが、ただ今回のような落とし物をしていくと台風連発なんてこともあり得ます。ただあくまで「落とし物」レベルなので先行する台風ほどは発達しないと思いますが台風13号が終わっても次の台風に対しても警戒しなければいけなくなってきました。この台風13号の落とし物はある意味「悲報」。もちろんまだ台風にもなっていませんので消滅する可能性もありますが、ただマリアナ諸島海域で雲が消滅する可能性は低く、今後台風まで発達するか否かがポイントです。台風14号になる可能性は十二分にありますね(/_;)
そして台風13号本体はというとやっぱりこの週末に宮古や八重山に最接近しそうです。今のところ気象庁予想の進路だと台湾のど真ん中に直撃するものなので八重山でも端の与那国や波照間で接近する程度ですが、米軍予想だと台北がある台湾北部に最接近するものなのでその場合は八重山だけじゃなく宮古にも大きな影響があるかも?どっちにつけ昨日ほどの勢力じゃないにしてもやっぱり今週末に宮古や八重山に行くのは避けた方が無難かと思います。そもそも8月8日の宮古・八重山発着の航空便は飛ばない可能性が高そうですが・・・海に関しては言うまでもなく影響は長くなるので、現在石垣島や宮古島の先の離島に行っている方はメインの大きな島に早めに戻った方が良いと思います。
でも昨日はあまりに恐怖を感じるレベルの台風だったので1日ストレスに苛まされていましたが、今日のこの数値を見たら少し楽になりました。確かに台風が分離して2個になる可能性もありますが、その分、勢力も2つに分かれるという考え方もできるので昨日よりは気が楽。あとは進路次第ですね。先の気象庁と米軍情報とのわずかな食い違いも沖縄としてはもの凄い差が出ますので、どうなることやら・・・
とにもかくにも台湾への直撃は避けられそうにないですが、南部の「高雄」方面なら沖縄への影響は少なく済みそうですが、北部の「台北」だと宮古・八重山への影響はかなり大きくなりそうです。っていうかそもそも今回の台風13号は沖縄以上に台湾への影響が大きそうなんですが・・・(直撃は免れないという意味で)。
今週末。早ければ明日の夜か明後日ぐらいから影響が出てきそうですがどうなるか!?台風13号の雲が分離して次の台風が懸念されるものの、13号そのものの勢力がダウンしたのは救いです。どっちにつけこの週末の沖縄はあまり外に出ないで済むようにしておくことが無難でしょうね。。。
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posted by 離島ドットコム管理人 at 2015/08/05-06:23
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