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2015年07月26日

台風12号は中心の南側に豪雨エリア有り。進路のその範囲は要注意!



台風12号北上中。朝の段階で屋久島近海まで北上していますが、しかし昨日の夜は見事に奄美大島に直撃したみたいです。残念ながら沖縄だと鹿児島県にある奄美の情報は全く入らないので状況が分かりませんが、昨日の豪雨を見た限りかなりの影響が出たみたいです。でもその豪雨は直撃した奄美大島ではなくその南にある徳之島。南部の伊仙で24時間が「440mm」という7月としては観測記録の降水量。しかも1年を通した観測記録が480mmぐらいなのでまだ雨雲が残っているのでそれに近いレベルまで雨が降るかもしれませんね。でも同じ徳之島の北部の天城では「140mm」と降水量は多いものの同じ徳之島でも3倍も違うんですよね。

そして台風が直撃した奄美大島では上陸したと思われる島南部の「古仁屋」で24時間の降水量が120mmを越えるレベルだったものの、北部の「名瀬」では70mm弱。もちろんまだ台風12号の雨雲が残っているのでこの降水量はまだ増えるかもしれませんが、猛烈な雨にはならないかもしれませんので、今回の台風の影響が最も大きかったのは台風の南に位置した徳之島ってことになりそうですね。

ちなみに沖縄でも辺戸岬では24時間で「250mm」もの降水量を記録しましたが、同じ北部の名護では「5mm」、南部の那覇では「3mm」、慶良間に至っては記録上「0mm」とエリアによってかなりの降水量の差があります。まぁ沖縄の場合、台風が直撃した奄美に近いエリアほど豪雨だったってことでその境界線がやんばるの山々だったってことなんでしょうね(なので同じやんばるの東村と国頭村ではやや強い雨)。

今後、台風がこのまま北上すれば奄美に豪雨をもたらした雨雲群は本土にあまりかからないかもしれませんが、ちょっとでも東へ進むと徳之島同様かそれ以上の雨になる可能性もあるので今夜から明日なのかな?本土も特に西日本は警戒して頂きたい次第です。特に最西端の五島列島は台風がかなり接近する可能性があるので警戒を!

逆に台風から離れた東日本では雨雲の影響は無いものの、台風によって湿った空気が送り込まれて大気が不安定になることもありますし、あとこの温かい空気によって猛烈な暑さになる可能性もあります。特にまだ台風が北上しきっていない今日がその影響を受けそうかな?天気予報でも東日本で35度以上の「猛暑日」を予測しているエリアも東日本には多いですからね。

ちなみに今回の台風12号による風は奄美大島北部の「笠利」で最大瞬間風速「40m」を記録しましたが、豪雨だった徳之島では「20m」と風はあまり無かったみたいです。雨雲サイズがコンパクトなので今回は風台風かと思っていたらどっちかというと雨台風だったみたいですね。まぁその風も雨もちょっとのエリアの違いで全く変わったみたいですので、今後も進路のちょっとの変化で影響は大きく変わりそうなので警戒を。

でも今回の台風は風がそうでもなかったので停電は少なめ。豪雨だった徳之島の伊仙ではほとんど停電していませんし北部の天城でこそ1/3が停電しているものの、直撃した奄美大島でも数%レベル。

今回の台風は進路こそ最悪だったものの、その影響は今のところそれほどでも無かったみたいなので何よりです。でも徳之島南部の24時間で400mmを越える豪雨は土砂災害に繋がるレベルなので状況がわからないだけにかなり気になります。ちなみに今朝の沖縄はまだ雲は多いものの、その雲も台風の影響で南北に細長いものが多く、その隙間からは確実に青空が覗かせています。今日は台風が北上すればこの雲も引っ張られるので天気は回復傾向かな?そして沖縄も南風に戻ったので今朝はまた強烈に暑い朝を迎えています。ホント、台風時は気温が下がるし風が気持ちいいので暑さもある程度しのげますが、通過後に南風になると猛烈に暑くなるんですよね。

でもこの12号が通過して残る気になる雲も熱帯低気圧としては消滅しているので、安定した夏の気圧配置を維持して欲しいものです。なにせこの台風ブログも7/2から毎日続いていますのでそろそろ疲れました^^ゞ

来月こそは台風ブログを書かない月になってほしいですね^^ゞ

最後に台風の目から推測した12号の進路。こんな感じだったみたいです。

(台風関連の記事はコメント不可)


posted by 離島ドットコム管理人 at 2015/07/26-07:01 | 沖縄台風/災害情報
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