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2015年04月16日

あまり利用される要素が少ないゆいレールの延長詳細

沖縄唯一の電車、っていうかモノレール「ゆいレール」。

赤字続きで地元の人も「特定の人」以外はあまり乗らないのですが、その延長工事は進んでしまっているようですね。首里の道路のど真ん中にでかい柱が何本も作られて、一体どれだけお金をかけているのやら・・・っと逆に不安になる光景です。

ゆいレール延長区間の工事詳細のニュース


首里以外でも徐々に工事は進んでいるようで、首里以降の沖縄本島でもアップダウンが激しい場所での建設なのでお金もものすごいかかっていますし、何より景観が・・・

運営が三セクこと「第3セクター」なので、結局は税金が使われているだけなんですが、この延長区間は今まで以上に利用者があまり望めないんですよね。

使うのは先の「特定の人」こと「公務員」だけですので。

つまり税金で建設して、それに乗るのも税金から拠出されて給与をもらっている人だけなので、どんだけ税金を投入するのやら・・・っと公務員以外の人は疑問に感じることが多いですね。

特にこの延長される首里以北の区間は正直、那覇に住んでいても全く行かないエリア。逆のそのエリアから那覇中心街へ行く人はいるとは思いますが、徒歩3分先のコンビニへ行くにもタクシーを使うような県民性で、しかも2階へ上がるのに階段前を通り過ぎてその先のエレベーターまで行って昇る感覚で、はたして駅まで歩いて行くか否か、そして駅で階段を上がるか否か・・・


結局、公務員が通勤のために使わされるだけで、一般市民はまずモノレールのこの延長区間は使わないでしょうね。

・・・っとこのエリアの地元の人は言っていました^^ゞ


沖縄っていうか那覇では周知の事実で「ゆいレール=県庁職員専用電車w」という構図があるらしいですね。個人的には観光客のためのものと思っていたのですが、実際はこのような構図が出来ていると沖縄の人たちから聞いています。

確かに観光客の多くは沖縄でレンタカーを借りるので、空港までの送迎があるとモノレールは不要ですね。

あと沖縄に住んでいる人も先の話のように基本、車やバイク移動なのでわざわざ歩くモノレールの駅まで行くことは無いと思いますし、そもそもモノレールの駅の場所があまりに悪く、泊港にも行けないですし、国際通り中心のむつみ橋にも行きにくいですし、最も市民が集まる新都心公園周辺にもアクセスしにくいですし、とにかく沖縄に住んでいると不便な場所ばかりに駅があります。

それもそのはず、先の話の通り、このモノレールは県庁などの公務員が住む県営住宅や市営住宅がある場所を結ぶ路線で駅もその近く。

公務員の通勤に便利な立地なので、公務員以外や買物などの生活するうえでは不便極まり有りません。


そして今回の延長区間。


那覇に住んでいてその方面に行く機会は皆無。しかも「構想」というより「妄想」ではモノレールを沖縄自動車道のICに接続させてパークアンドライド的なことをしようとしていますが、そもそも観光客はレンタカー利用なら空港への送迎がありますのでICまで行ってバスに乗る次ぐことは考えにくく(そもそも空港発着の高速バスや西海岸リゾートを結ぶ路線バスがある)、地元の人はICを途中で下りてモノレールに乗り継ぐわけも無くそのまま車で目的地へ行くでしょうし、明らかに失敗する「妄想」だと思います。

まぁ公務員全てにモノレールを強制利用させれば収支はのると思いますが、そこまでするかな〜?でもしないと数年後には沖縄のモノレールは三セクでも破綻しそうなレベルですからね。しかもこの人件費や建材費高騰のこの時期にあえて工事するなんてさらに首を絞めているような気がしてなりません。


でも正直なところ、モノレールが無くなっても特に困ることは無いのが現実。


お年寄りもモノレールをほとんど使わずバス利用ですし、学生もモノレール利用していますが、元々沖縄って通勤ついでに車で学校まで送り迎えするところも多いですしね。公務員も本来やりたかった車通勤すればどうにかなりますし、モノレールが無くても成り立つ現実もあると思います。

私自身、モノレールに乗るのは2〜3年に1回有るか否か・・・

まぁレンタカーを借りない観光客にとってはモノレールは頼みの綱かと思いますが、でも慣れれば空港発着でもバスって便利ですよ。


「25番」「99番」「120番」

覚えておきましょう(笑)。


これらに乗れば那覇市街には気軽に行けます。この3系統なら合計すれば15分に1本ぐらいはありますので、あとは慣れかな?しかも那覇市内の移動なら一律「230円」なので、モノレールの初乗りと同じ(笑)。しかもモノレールだと空港から初乗りだと小禄までしか行けないので、国際通りなど観光客が多く行くであろうエリアまではまだ距離があります。

空港発着は慣れるとバスの方が便利ですよ〜。

あと今回モノレールが延長される首里でも那覇市内なら先の一律料金が適用されるので、モノレールとの価格差は100円を越えます(現状でも空港〜首里でモノレールで330円でバスだと230円)。


そして沖縄の場合、台風などによる塩害などでモノレールの線路メンテナンスに今後莫大なお金がかかるので、どう考えてもゆいレールの破綻は時間の問題。そこに今回の延長分の工事費が加わると致命的なのでは?って思えてしまいます。

でも破綻してもそれを穴埋めするのはまたしても税金。

どうなることやら・・・

少なくともこの記事にもある「妄想」のようなに利用されることは無いと思います。


モノレールは過去の遺物として葬り去って、どうか便利なルートのLRT(Light rail transit)の整備を!(那覇空港〜旭橋〜泊港〜宜野湾〜北谷〜コザ)


ゆいレール延長区間の工事詳細のニュース

(コメント不可)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2015/04/16-09:37 | 沖縄ニュース
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