「4月15日はヤマネコの日」
・・・らしいです^^;
聞き慣れない記念日。少なくとも語呂合わせでは無いみたいです。
話によると1965年4月15日にイリオモテヤマネコが新種として発表されたらしく、それから50年目の2015年の今年からその「4月15日」を「ヤマネコの日」として制定したらしいです。といっても制定したのはあくまでNPO法人で、まだ公共性は無いものの、記念日としての公共性は十二分にあるので今後地元自治体などと併せて制定すればそれなりのものになるとは思います。
ちなみに「ヤマネコ」には「イリオモテヤマネコ」の他にも「ツシマヤマネコ」もありますが、たったこの2種のみ。一般的な「猫」は「イエネコ」の部類に入っていてヤマネコとは別の種別。
つまり山にいる野良猫は「ヤマネコ」ではなく「イエネコ」(笑)。
細かいことはよく分かりませんが、要は先祖代々人に飼われること無く野生のままで育ってきた種をヤマネコって言うんですかね?専門じゃ無いのでよくわかりませんが、西表島と対馬という離島でのみ生息している野生の猫の総称を「ヤマネコ」というようですね。
対馬のことはよくわかりませんが、西表島のヤマネコについては沖縄のニュースがよく耳に入るのでわかるものの、あまりいい情報は聞きませんね。ニュースでは西表島で車に轢かれる話ばかりで、一向にヤマネコ保護の対応が出来ていない現状。
夜行性のヤマネコなので、保護のために西表島の一部の道路で夜間移動規制するとか、ヤマネコの移動を保護するために道路の形状を変えるとか、出来ることはあるはずなんですが、未だに何も手を打っていないような気がします(小手先の対策はあっても効果無し)。
この「ヤマネコの日」を制定するなら、記念日にするのでは無く保護するためのきっかけにするように考えて欲しいものですね。
私たち、島外から西表島に訪れる人も、できる限り夜間や薄暮の時間は移動しないだけでもヤマネコ保護になると思います。あと西表島には道路標示で「ネコ注意」なるものもありますし(当初は野良猫注意かと思ったw)、あと標識にもヤマネコ注意のものもありますし、あとヤマネコが目撃された場所にはそれ専用の標識もあります。
ヤマネコ保護、というかもともと彼らが暮らしていた場所をよそ者の人間が切り開いたという認識をもって島での時間を過ごしたいものです。
<イリオモテヤマネコの道路標示や標識の情報>
西表のヤマネコ、米原のサンゴ等にも言えますが、生態系の維持と観光振興の両立に関して色々考えさせられますね。
ヤマネコの話だけじゃ無く、海の環境に関しても、意識を高めるための策を施さないとダメですよね。推奨では無く強制力のある策を。
素晴らしい環境や自然があっての沖縄ですので(/_;)