ツイッターでは既につぶやきましたが、この週末で離島への航空便事情が大きく変化しましたね。言うまでもありませんがスカイマーク離島便(石垣便&宮古便)が無くなることによって・・・
その代わりに昨日から石垣便のみソラシドエアが就航しましたが、確かに石垣便についてはスカイマークの撤退をある程度の補完はできるかもしれませんが、問題は宮古島です。
ソラシドの宮古就航は今のところ有りません。
つまり以前のスカイマーク宮古便撤退時と同じ状況に陥る可能性があるってこと。
あのときもJAL/ANAによって寡占されていた離島便にスカイマーク参入により価格競争が起こって運賃が手頃になりましたが、スカイマークが一時撤退するや否や、その競争価格の3倍もの運賃になってしまい、再びJAL/ANAの寡占化状態に。
そして昨日からもまさにまたそのとき同様のJAL/ANAの寡占状態になりましたので、正直その悪夢がまたよみがえります。
JAL/ANAとしてもスカイマークが撤退したことによって低価格にする必要がなくなったので、6月後半以降のダイヤでは猛烈な値上げは必至でしょうね。6月中旬まではスカイマークが破綻前に打ち出した運賃が生きているので、スカイマークが撤退しても低価格はそのままにせざるを得ませんが、6月後半以降はそのスカイマークが居なければ対抗可能なソラシドなども宮古便には就航していませんので、低価格にする必要がなくなります。
結果、以前と同じなら3倍近い運賃に!?
私個人としても申し訳ないですが、もし運賃が以前のようなことになれば宮古島へ行く機会が減るかもしれません(/_;)
そもそも夏休みシーズンは離島もかなり混み合うので7月後半から8月いっぱいまでは宮古や八重山にはあまり行かない時期なんですが、ただ今回はいわゆる「梅雨明け後のベストシーズン」でもある6月末〜7月上旬が既にその大幅値上げになり得る時期にかかってしまっているので、まさにその運賃がどうなるか気になります。
ただ言えるのは「安くなることは無い」ということ(ToT)
とりあえずその6月末以降で八重山にはその昨日から就航したソラシドに一度は搭乗してみたいと思いますが、宮古島については6月後半以降はどうなるか不透明。
2015年の離島観光はどうなるかホントに読めませんね。
まぁ那覇発着便については昨日からLCCのジェットスターが中部便を就航させたので、沖縄観光そのものは良いのですが、問題は離島観光。八重山はどうにかなるとしても宮古島はホントに問題です。
伊良部大橋が開通しても橋目的で来る観光客など居ても一度きりなので、観光客が増える要素にはなり得ません。そこにスカイマーク撤退によるJAL/ANA寡占による運賃大幅アップになると、観光客の減少は必至。
下地島のタッチアンドゴーも無いし、八重干瀬の珊瑚は年々減っているしショップと漁港との軋轢があるし、伊良部大橋開通の影響で潮の流れの変化によってはさらに海の環境は悪化する可能性もあるし、そしてスカイマーク撤退もあって来島者数減少により宮古ロックフェスの運営が成り立たずに中止になったし・・・
現在の宮古エリアにはプラス要素がなかなか見つかりませんね。
単発的ですが宮古島トライアスロンで伊良部大橋を渡るというものもありますが、これで参加者や観光客が増えることはまず無いですし、秋以降の宮古島マラソンやワイドーマラソンで伊良部大橋を通るコースにしても、そもそも宮古島まで来る足(飛行機)が無ければ意味が無いですし、やっぱり離島観光にはこの「足(飛行機)」が重要。
スカイマーク宮古便の再開は限りなく可能性が低いですし、ソラシドの宮古就航も収益的にすぐには厳しいと思いますし、この「足」の確保はかなり問題だと思います。
個人的には「那覇〜宮古〜石垣」の経由便をソラシドが飛ばしてくれればいいな〜って思うのですが、RACとかのしがらみもあってうまく行かないんでしょうね。
船もそうですがこういう「経由便」って自治体のしがらみがあるのでなかなか出来ないんですよね・・・
とりあえずスカイマークが破綻前に出されていた6月中旬までの運賃が生きている期間には何度か宮古島には行こうと思っていますので、その際にどんな状況か島で生の声が聞ければと思います。
っていうか2月以降の減便になった時期に宮古には行きましたが、伊良部大橋開通直後にも関わらずあまりいい話は聞きませんでしたが・・・
<スカイマーク離島便撤退&ソラシド石垣便のみ就航のニュース>
・スカイマーク、石垣から最終便 1年8カ月で運休
・宮古・石垣便の運航終了=再建へ路線縮小―スカイマーク
・ソラシド、石垣−那覇就航 高橋社長「黒字確保して低価格」
2015年03月30日
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