
昨日の夜。台風16号は八重山列島の与那国島にかなり接近しましたね。
台湾と与那国島の間に台風の目がはっきり確認できるぐらいだったので、特にその台風の目の東側は南から湿った空気が入るので猛烈な暴風雨になる可能性が高いと思われます。
でも今シーズンは八重山は完全に少雨傾向で、中でも最も西に位置する与那国島が最も水事情が深刻だったので、今回のようにあまり勢力が強くない台風は島に恵みの雨をもたらしたかもしれません。
といっても24時間の降水量で50mm程度だったので、それほどの改善にはならないかもしれませんが、それでもほとんど雨無しでここまで来ていたので、恵みの雨には変わらなかったと思います。
しかし今回の台風16号は中心の東側の与那国島より、本来東側より豪雨になりにくい西側の台湾でものすごい影響が出たようです。なんと24時間の降水量が800mmに迫るものがあったらしく、犠牲者も出てしまったようです。
台湾の場合大きな山があるので、そこに雨雲がぶつかって豪雨になったのかと思いますが、今回の台風16号はまさに台湾の海岸線に沿って北上してしまったので、それほど減衰することが無かったようなので影響も大きかったのかもしれません。
ちなみに今朝は与那国島をはじめとする八重山や宮古などは台風の雨雲が過ぎ去った後で、雨は局地的なものはあっても昨日の夜の与那国のような豪雨にはならないと思います。
あとは台風一過を待ちたいところですが、ただ今回の台風はある程度北上した後に偏西風に乗って東へ移動しそうで、その偏西風に乗るタイミング次第で本土への影響の度合いが変わりそうです。今のところは日本海側に抜けそうですが、どのみち台風の南側には湿った空気が入ってくるので、本土は広範囲で豪雨になる可能性があります。
正直、与那国島以上に(下手すると台湾並みに)。
逆に沖縄本島は台風からある程度離れているので、台風が近海の雲を持って行ってくれるので、もしかすると今回の台風で最も影響が少なくなるかもしれません。
ただその影響とは雨や天気のことで、波の影響は遠くを台風が通っても必至。
今日まではかなり高い波が残りそうで、船便に欠航がでそうですが、明日以降は徐々に波も収まってくるかもしれませんが、まだ本土近海にいるようならうねりはしばらく残りそうですね。
といってもピークは今日で、明後日の24日には予想でもかなり海は落ち着きそうですが、しばらくは油断は禁物でしょうね。
まぁ欠航便は今日までで済みそうかな?(勘ですが^^;)
あとは本土にどのタイミングで接近するか、そしてどのルートを進むかで、その影響が大きく変わりますので、まずは沖縄は既に通過済みなので今後は本土の方が台風に対する警戒を強めて頂ければと思います。
沖縄はスコールがある程度で大きな崩れはしばらく無いかと思います(根拠有りませんがw)。
しかーーーし、ここ数日、ずっと追っていたマリアナ諸島近海の気になる雲が、いよいよ台風17号のタマゴになりそうなんです。予想進路図にもあるように台風16号に非常に近い場所で雲が集まっているので、万が一台風になった場合は、今回以上に沖縄や本土に接近する場合もあるかもしれません。
ただ今シーズンの台風は今回の16号もしかりですが、とにかく例年のように進んでくれませんので、正直、進路が予測できません。16号も沖縄通過後にどういう方向になるか読めませんし、ましてこの台風17号のタマゴはどうなるかなんて予測不能。
まぁ9月も後半に入れば台風シーズンもピークになりますので、今後もしばらく台風ブログになりそうです。
まずは台風16号。
はたして本土にどのくらいの影響をもたらしてしまうのでしょうね・・・
そして台風17号。発生するか否か。そしてその進路は!?
台風シーズンもピークですね(/_;)
(台風関連の記事はコメント不可)