
沖縄って水が綺麗なイメージがありますが、それは「海の色」だけの話。水道水は日本で最も不味いと思います。それ以前に沖縄の水道水は飲めません。そのまま飲むのはもちろんのこと、一度煮沸させたものでも飲むと確実にお腹を下します。沖縄に住み始めた当初はそのことを知らずに何ヶ月も毎日のように下痢に苦しみました。
沖縄では「水は買うもの」が常識
確かにスーパーなどで売っている水はニーズが高いこともあって本土に比べて激安。2Lで100円を超えるものはほとんどなく、特売なら2Lで税抜き68円とかも。さらに沖縄の街中には水の自販機がたくさんあり、10Lのポリタンクを持っていって水を買うのが普通の光景になっています。さらに水の自販機なら10Lで100円レベル。2L換算で20円で水を買うことができるものも。そういう意味では水を買うのが当たり前の沖縄生活ですが経済的負担は大してありません。
問題はその水の運搬。10Lともなれば当然10kg。車やバイクがあれば気軽に買いに行けますが、それらの手段が無いとまさに「重荷」となります。もちろんバイクや車があっても家の中まで運ぶのも一苦労。さらに買った水の保存場所や水道水とは違う使い勝手に戸惑うこと多し。沖縄の水事情はホントに住まないと分かりませんでした。
ちなみに沖縄で唯一水が豊かなのが西表島とそこから海底送水されている周辺の離島。なにせ西表島は沖縄で唯一といっても過言では無いほど大きな川が無数もあるほど水が豊かな島。さすがに川の水をそのまま飲むのは問題がありますが、西表島水系なら水道水を飲んでもお腹を下すことはありません。逆に同じ八重山でも西表島水系ではない石垣島などでは沖縄本島同様に水道水は飲めません。島によって飲める飲めないが異なりますので、沖縄で飲み水は買うのが無難です。

そんな「水」に苦労する沖縄生活ですが、最近沖縄に進出したドン・キホーテが気になる取り組みをしています。
「Majicaアプリで給水無料」

ただ1本198円という給水専用ボトルでのみ無料給水可能で1日2本=4Lまで。でも1日4Lも使う人はほとんど居ないと思いますので、これで十分事足ります。実は沖縄のイオンでも以前やっていたものでしたが(イオンカード必須)、イオンは数年前にこのシステムを全店舗廃止。正直このシステム廃止後にイオンのスーパーへ行く回数が激減しました。逆に今回のドンキホーテの無料給水システムが出てからはドンキホーテへ行く回数が激増中。ただし那覇近郊でも国際通り店だけはこのシステムの対象外。無料給水機があるのは那覇近郊だと「那覇壺川店・宜野湾店・豊見城店」だけでした。
無料給水方法は、まずドンキホーテで専用のペットボトル(198円)を購入し、水自販機にMajicaアプリの会員バーコードを読み取らせます。すると自販機の扉のロックが外れますので、扉を開けてペットボトルをセット。最初に洗浄用の水が200mlほど入ってきてそれを使ってペットボトルを洗浄し自販機の中に流します。そして再度ペットボトルをセットして扉を閉めると2L分だけ水が入る仕組み。ちなみに専用ではないペットボトルも使えないことはないですが、それを店員に発見されるとヤバイです。なにせその水自販機は必ずレジの近くにありますので、店員さんのチェックもされやすいことから絶対に購入したボトルでのみ給水しましょう。

ちなみに専用ペットボトルが1本198円でも「10Lの水で100円」としても20L/10回水をgetすれば元が取れます。2日に1回水をgetしても1ヶ月もしないうちに元が取れることになります。何より1回2Lとか4Lとかなので、水を運搬する手間が省けます。何よりついでにドンキで買物できるので、給水しに行くのは全然負担に感じません。ドンキからしても水ついでに買物もしてくれるとのことでまさにWinWin。おかげでここ最近、沖縄で最も使う電子マネーはドンキのMajicaになってしまいました(マジで)。
ただ1人2本までとなっているのに、ペットボトルを10本以上も持ってくる輩も居ます。家族の会員証を全て持ってきてやっているのか違和感感じまくることも(そもそも他人の会員証を使うのはどの会員制度でも違反行為のはず)。個人的には2日に1回ドンキへ給水しに行けば十分って感じで、さらに我が家には専用ペットボトル2本あるので1週間に1回でもどうにかなっています。
とにもかくにも水道水が飲めない沖縄生活として飲料水の補給にはホントに苦労します。そういう意味ではドンキホーテの沖縄進出はホントに「神」的なことになっているように感じる次第ですw