それでも夏に大きな地震ってあまり記憶になく、昨日の地震には少しビックリ。
2022年8月18日午後4時12分
水納島南沖を震源とするM4.3の地震
<各地の震度>
震度3 本部町/恩納村
震度2 名護/沖縄市/うるま市/南城/国頭/大宜味/今帰仁/宜野座/中城/西原/座間味島
震度1 那覇/宜野湾/浦添/豊見城/東村/金武/読谷/北谷/北中城/南風原/八重瀬/渡嘉敷島/粟国島/渡名喜島/久米島/与論島
マグニチュード自体は最近多発の久米島北西沖の地震の方が大きいものの(M6前後)、昨日の地震はとにかく揺れが大きかった。しかもいきなり揺れたものの、揺れが収まるのも早かったので、震源は那覇からもそれほど遠くない場所かと思ったらやっぱりでした。
また水納島の南沖が震源だったので、震源に比較的近い本部半島と本島北部西海岸では震度3を記録。那覇でも体感的に震度2近いものと思ったら、本島南部の東岸で震度2、西岸で震度1だったので、この「震度2近い」という感覚も正解でした。
ただ今回の震源は完全に沖縄本島の内海のようなエリアだったので、海溝とかないからビックリ。「震源そこ?」って感じでした。幸い、津波が起こるような場所ではなかったので津波の心配はありませんでしたが、昨日の揺れは久しぶりに恐怖を感じる強いものだったのは事実。余震なしにいきなりドカンと来る地震は慣れていても怖いものです。ちなみに「沖縄は地震が少ない」という妄想をよく言う人が居ますがそれは間違いで、正確には「大地震が起こる可能性が低め」。地震自体は少なくはありません。
その大地震が起こりにくいということもあってか、沖縄では地震よりも台風に警戒感が強いですね(本土では逆ですよね…)。
その台風。
沖縄台風情報備忘録 #96W #93W
— 離島ドットコム (@ritoucom) August 18, 2022
実は沖縄近海に昨日から「96W」なる新たな台風予備軍が米軍情報に追加
ここ最近の沖縄でスコールが多い原因かも?
またマリアナ諸島西の「93W」は1週間以上同じような場所に停滞
こちらも要警戒 pic.twitter.com/xdvp8IZINf
昨日の夜に速報ツイートしましたが、徐々に台風の芽が出てき始めました。2つあって「93W」と「96W」。番号が2つも飛んでいますが、それだけここ最近に台風の芽が多かったという証拠(94W/95Wは現れたものの消滅)。
まずは沖縄に比較的近い「96W」。
大半南西にある雲の塊ですが、実はここ最近の沖縄でスコールが多かったのはこの96Wが原因だったみたいです。この96Wの雲の流れ通りにスコール雲も流れているので明らかにこの海域に台風の芽となる雲があるって証拠でしょう。しかも96Wと米軍情報では最新の警戒情報なので、今後の発達次第では一気に台風のタマゴになる可能性もあるかもしれません。
そして沖縄から遠いもののヤバさは一番の「93W」。
マリアナ諸島とフィリピンの中間にある雲の塊で、米軍情報では96Wの3番前にナンバリングされたものであり、既にこの海域に長く居座っています。そもそもこのマリアナ諸島近海といえば「台風が生まれる海域」もあり、気になる雲はことごとく台風になってきているのですが、今回も昨日から今朝にかけて一気に雲が集まってきています。そのヤバさは先の96Wを遙かに超えるもの。さらにこの海域で発生する台風は沖縄直撃コースになる可能性が高い…
さらに米軍情報でもJTWC(JointTyphoonWarningCenter)にもついに「93W」として警戒情報が出てきました。このJTWCに出るということは、台風になる可能性が高いという証拠なんですよね。ちなみに96WはこのJTWCにはまだ出ていません。
ってことで「93W」は台風9号になりそうな予感・・・
まっ、8月も後半になれば9月の台風シーズンピークも近いこともあって、台風が次々と発生するのはいつものことなんですけどね。むしろクールダウンになるのなら、台風も歓迎レベル。ただ停電になる台風は歓迎できませんけどね。どっちにしても今週末以降はこの2つの雲の塊には要警戒ということは確かです。