米軍情報では「90W」としてずっと警戒情報を出してくれていますが、気象庁では未だに熱帯低気圧とすら扱ってくれない、八重山近海の雨雲群。まずは進路情報より先に雨雲も分布。まさに「ひたひた」と南から八重山の島々へ接近中です。
さらにその外側の雲が宮古島を通過。まぁ外側の雲なのでそれほど活発ではありませんが、宮古島では降水も観測。さらに気温がこの時期としては考えられない「25.0度」まで下降。石垣島も最低気温「25.6度」と、まさに台風8号(まだ認定前)のクールダウンの恩恵が来ているようです。
反面、那覇は相変わらずの暑さで、午前7時台で30度突破。今回も台風8号(まだ認定前)の恩恵は、沖縄本島まで届かないのかな…
逆に八重山には今日中にも雨雲群本体が島に到達しそうな雰囲気。今日の八重山は南の空に注意するのはもちろんのこと、雨雲レーダーで常に雨雲の位置を把握するのがおすすめですね。台風まで発達していないので、波・風は問題無いと思いますが、雨が猛烈っぽいので注意しましょう。
それより気になるのが本土近海の雨雲群「91W」。昨日もありましたが今朝になって一気に発達。米軍情報でも「91W」として認定されていたらしいです。雲の大きさは90Wに比べれば全然小さいですが、何よりその位置が問題。四国のすぐ南岸。しかもまだできたばかりなので発達しておらず、なかなか動かない。その場でさらに発達する可能性があるので、今日の八重山同様に本土の四国・九州南東部の方は、この雨雲群に警戒した方がいいと思いますよ。
まぁ本土は猛烈な猛暑なので、こちらもプチ台風でクールダウンになるといいですね。
といっても本土の状況は沖縄では判断できませんので、91Wに関してはお暇な本土の気象御託士(予報しないので)にお任せします。
まずは沖縄近海の90W。宮古も八重山の北東の風なので、まさに南に台風が居るときの風になっています。ただどちらもほぼ無風状態なので、今回はこのまま台風にならずに「プチ台風」として通過しそうな感じ。プチ台風はとにかく降水量がもの凄いので、上手くいけば波風無しのクールダウンのみの願ったり叶ったり台風になるかも。
でも沖縄本島にもその恩恵、少し欲しいです。
なにせ昨日の気温も宮古・八重山が32度台だったのに対し、沖縄本島では那覇空港で「34.1度」、那覇市街と名護で「33.7度」と、宮古・八重山寄り2度も高い気温。確かに本土に比べれば大した数値じゃないかもしれませんが、那覇空港の観測史上最高気温は「35.0度」。昨日の気温は観測史上最高に「0.9度」と迫るもの。沖縄も記録的な暑さという次第です。
その沖縄本島の暑さ、身をもってここ数日実感中でございます…
