台風の番号なんてどうでも良いのですが、基本的に日本海域のでの番号は「気象庁」の判断で付与されるタイミングが決まっているみたいで、気象庁の判断が遅いと番号が米軍情報と食い違うこともあります。今回の台風3号と台風4号はまさに典型的な例。
米軍情報では台風3号は沖縄近海のもので「ハグピート」。
台風4号はベトナム近海のもので「シンラコウ」になっています。
これが正しい判断なんですが、気象庁の判断が遅すぎて、まさかの台風3号と台風4号の認定が逆転。
結果、台風4号は沖縄近海のもので「ハグピート」。
台風3号はベトナム近海のもので「シンラコウ」になってしまいました。
ホント、毎度のことですが気象庁の台風情報の遅さには呆れるばかりです。まぁ沖縄の人の多くは、気象庁の情報は当てにせず、米軍情報をメインにチェックしていると思いますけどね(JTWC/合同台風警報センターでも台風3号がハグピートで台風4号はシンラコウ)。
台風3号「シンラコウ」(ベトナム近海・米軍情報では台風4号)
・・・ミクロネシアの言葉で伝説上の女神
台風4号「ハグピート」(沖縄近海・米軍情報では台風3号)
・・・フィリピンの言葉でむち打つこと
その台風3号?台風4号?っていうかハグピート君w
当初の「米軍予想」通りに八重山近海を通過しそうです。でも今回は完全に「通過型」なので、影響は半日程度で済みそうです。旋回型や停滞型だと影響が長引きますが、通過型はあっという間に過ぎ去りますので、今回は停電もそんなに起こらないかもしれませんね(それでも停電する可能性ありw)。
既に雨雲レーダーでは台風の雨雲群が宮古・八重山にかかっている様子も分かるほどですが、発達しきる前に沖縄海域を通過しそうなので、台風慣れしている沖縄県民なら今回はそれほど焦る必要は無さそうですね。そもそも怪我するのは、無謀な観光客ぐらいですからねw
まぁ雨も風も大したレベルでは無いと思いますが、海は大シケになるので、離島への船は欠航便も出そうですね。もちろん進路次第では飛行機も欠航や遅延もありそうですが、先の話のように半日の我慢なので、もしかするとピークが夜ならほぼ影響無しで通過する可能性もあります。
ちなみに沖縄本島は台風までのこの距離と勢力なら、雲を持って行ってくれるだけで、逆に晴れる可能性が高いです。ただ海はシケますので、船の運航もさることながら海遊びも避けた方がいいですね。まぁここでも台風時に海に入るのは観光客ぐらいですが・・・
でも今回の宮古・八重山への台風「ハグピート君」は、7月の平均気温が観測史上過去最高だった島も多かっただけに、海水温も異常上昇していて確実にクールダウンになります。まさにハグピート君は「恵みの台風」になりそうですね。
今回のように大した勢力ではない通過型の台風は、沖縄では歓迎する台風です。
ギャーギャー騒ぐのは、台風の実体験が無い本土の気象予報士ぐらいですwww
#7月の沖縄の平均気温
#波照間島 30.4度(観測史上最高)
#与那国島 30.3度(観測史上最高)
#石垣島 30.3度(観測史上第4位)
#多良間島 30.1度(観測史上第4位)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2020/08/02-08:34
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沖縄台風/災害情報