与論島の夏が終わりました・・・
ついに「新型コロナウイルス集団感染」が奄美群島最南端の与論島で起きてしまいました!
7月23日、鹿児島県内で感染確認された15人の感染者のうち、与論島(与論町)が「11人」。与論町の人口は5000人ですので、東京人口換算で感染者は「2万人」相当、沖縄人口換算でも感染者は「8000人」相当という、とんでもないレベルの集団感染です。しかも感染源となったのは医療関係者ということで、さらに事態は深刻。
7/23に新型コロナウイルス感染確認された与論島の11名
30代女性
40代男性
70代男性
70代女性
20代男性
40代女性
60代男性
30代男性
30代男性
20代男性
30代男性
(感染確認順)
そして11人の感染確認発表後にさらに1人感染者確認。
7/23の発表以降に感染確認された与論島の1名
90代男性
小さな離島がゆえに医療施設は十分ではなく、さらに集団感染を起こしたのが医療関連施設と言うことで最悪。結果、感染確認され発熱などの症状が出ている感染者は、島外へ搬送中とのこと。与論島だと沖縄の方が近いが感染者の越境は困難なので、鹿児島本土まで移送される可能性が高いです。発表では「島外へ搬送中」とされているので、確実に「船」でしょうね(飛行機なら「中」なんて書き方しないが、飛行機搬送だったようで紛らわしいマスゴミの書き方・・・)。
その船が定期便か否かが非常に気になります。なにせその与論島の定期便は奄美群島の島々を経由するだけではなく、沖縄でも本部港や那覇港にも来るもの。もちろん搬送中に他の乗客との接触がないように配慮されると思いますが、閉鎖空間の船だけに気になりますよね。さらに与論島は奄美群島の中でも観光依存度が最も高い島なので、この集団感染の情報は経済的にも大打撃。
離島での1人の感染者確認だけでも大問題なのに、与論島では集団感染が発生してしまいました。
他の離島でも他人事ではありません。もちろん沖縄でも起こりうる話です。さらに沖縄では本土から直接往来する観光客が多いだけに、与論島以上にハイリスクな状態。それにも関わらず、発熱状態で平気で沖縄旅行に来る観光客の鬼畜ぶりには憤りを感じざるを得ません(詳細は前の記事で)。
離島での感染者確認は、島民であろうと観光客であろうと、島へ与えるダメージは甚大。そうならないためにも、離島へ行く前に「来島自粛」が出ていれば来島中止を、自粛が出ていなくても少しでも体調が悪かったら来島中止をお願いしたい次第です。
無謀な「GoTo離島」はまさに島を「GoToHell」に陥れてしまいます!
何より「GoToトラベル」は今すぐ辞めてください!!!(キャンペーンも旅行自体も両方とも)
鹿児島県の与論島集団感染詳細資料(PDF)
(感染経路)
鹿児島県では23日、新たに15人の感染が確認され、このうち11人が与論町。与論町の3人は、21日に感染が確認された20代の女性看護師と会食していて、この女性看護師が勤める病院の患者2人と同僚1人も感染が確認されている。