いよいよ昨日、沖縄の梅雨明けが発表されましたね。平年より1週間早い梅雨明けとのことですが、しかしここ数年はその梅雨期間よりその前の3月や4月の方が雨がよっぽど多い沖縄。しかも今年はGW後半の5月4日ぐらいからずっと猛暑で、梅雨入り前から最低気温が25度以上の熱帯夜が毎日のように続いています。
そういう意味ではこの梅雨明けは、正直、全然嬉しくありません。だってさらに暑くなるんでしょ〜?
結局、梅雨入り発表後も、1ヶ月の間に雨が降ったのは2回程度で、その際も気温が25度をなかなか割り込みませんでした。でも数値上はこの梅雨期間の降水量は、宮古島以北では平年以上だったんですよね。八重山は毎年平年比70%とか低い数値ですが、これは十把一絡げに「沖縄」というくくりで梅雨を決めたため。八重山は最も南にある島々なので、明らかに本島より早く梅雨入りして早く梅雨明けしていますので、その本島の梅雨期間をそのまま当てはめるのは間違い。
ちなみに気象庁や気象台が定めた梅雨期間の各地の降水量は以下の通り(5/16〜6/15)。
・那覇市 389.5mm(平年比130%)
・名護市 301.5mm(平年比107%)
・久米島 553.5mm(平年比164%)
・大東島 276.5mm(平年比105%)
・宮古島 348.0mm(平年比143%)
・石垣島 165.5mm(平年比62%)
・西表島 154.5mm(平年比69%)
・与那国 136.0mm(平年比65%)
何故か久米島だけ異常に多いですが、これはあくまで気象庁や気象台が定めた梅雨期間での話。実際は梅雨入り前の方がよっぽど雨が多かったので、その数値を入れればもっと均等になるかと思います。また八重山の降水量の少なさも先の話の通り、この期間よりももっと前に梅雨入りしているので、その数値が含まれていないから。
でも沖縄は数値的には平年並みの梅雨でしたが、本土は梅雨入り発表後、雨はあまり降っていないみたいですね。降ってもダムがある山岳部では降らなかったり、昨日も豪雨になるという話でしたが、アメダスを見る限り日中は全然降っていなかったり、水事情が気になります。でも沖縄同様に降る日数は少なくても、最近の本土の雨は一度の降水量が猛烈なものになるので、多分、梅雨明けする頃には沖縄同様に降水量になっているんじゃないかな?
そして沖縄が梅雨明けするといよいよ沖縄の台風シーズン到来ということにもなります。
今年は未だに台風が0個ですが、でも気圧配置が安定する7月になるといつも台風が発生しやすくなるので、これまでの0個はそんなに珍しい話ではありません。問題は1号というか、最初に沖縄に接近する台風が何時・何処に・どのレベルのものが来るか。
今のところ台風の卵になりそうなものはありませんが、赤道近くには雲の塊とまでいきませんが、欠片レベルは常にあります。沖縄が梅雨明けしたら同時に台風発生エリアも北上するので、そろそろ本格的に気象衛星の画像を毎日チェックしないとね。ここ最近は不安定な天気が多くて雨雲レーダーばかり見ていましたが、梅雨明けしたら雨雲レーダーよりも台風の卵。
とにもかくにも2016年の沖縄の梅雨明けは「6月16日」で決定。そして台風シーズンも同時に始まります
まぁ台風の話はさておき、今夜は金曜日だし、お祝いに一杯やるかな^^ゞ