
大したことが無ければ、プチ台風レベルならツイッターで事足りるのですが、昨日あたりから気になっている台湾北の雨雲群。昨日の倍のサイズまで発達し、ついにその一部が八重山の与那国島まで到達しているようです。
プチ台風とはこのブログで「勝手に(笑)」に命名したもので、いわゆる台風になりきらないけど、台風並みの雨雲が集まっているもののこと。
今年は未だに台風が0個という異常事態ですが、この台風になりきらないプチ台風は5月にもありましたね。でもそのときに比べれば今回のものは桁違いに強力。台湾の気象情報の詳細が分かればいいのですが、おそらく北部では猛烈な豪雨が長い時間続いているのかもしれません。
プチ台風って台風のような暴風こそ無いものの、とにかく雨が激しくしかも風が無いから動きが遅く、一度降り出すととにかく激しい雨が長い。昨日の沖縄の豪雨も凄かったですが、台風並みの暴風を伴っていたので、その分、2時間もすれば止みましたが、このプチ台風は豪雨が半日以上も続く厄介なもの。
そのサイズがもの凄い巨大化しているので、ついに台風ブログとして綴った次第です。
雨雲レーダーでも既に八重山海域に雨雲群が登場していますし、気象衛星の画像は見ていて怖くなる雨雲の塊。台湾北を中心に広大な丸い雨雲群が分かると思います。既に八重山は与那国島だけではなく、ほぼ全域がこの雲に飲まれていますので、今後の天候は良い方向には進まないと思います。
ただこのプチ台風の中心は台湾北ということで、宮古や八重山はこの雨雲群の南の端がかかる程度。もしかすると南風に乗って北寄りを雨雲群が進めば、大荒れの天候は避けられるかもしれません。逆に宮古や八重山より北に位置する本島は・・・どうなる???
でもプチ台風はとにかく動きが遅いので、すぐに本島までこの雨雲群がやってくることは無いのですが、ただ間接的な影響が既にあるようです。今朝の豪雨なんかも、このプチ台風によって運ばれてきた湿った空気と、もともとあった梅雨前線との干渉によるものかと思います。
この間接的な影響はプチ台風の近くより遠くの方が影響が大きいので、まさに今朝の本島はこの影響のような気がします。
でもこの厄介なプチ台風は天気予報などでは一切登場しないんですよね。あくまで梅雨前線の末端扱いで、触りもしません。でもこのプチ台風の雨雲は台風以上に厄介なのは、このブログで何度も紹介していますが、とにかく動きが遅いので豪雨が長い。台風なら半日もすれば通過して雨も風も収まりますが、このプチ台風が動きが遅いので、下手すると1日中豪雨なんてこともあります。
特に梅雨明け間際に多く到来するもので、猛烈な豪雨をもたらし、各地で土砂災害を引き起こします。
まさにこの梅雨明け間際の風物詩・・・と認めたくは無いですが、これが梅雨明けを告げる最後の豪雨となれば致し方なし。でもまだ台風近海なので、動きが遅いから今後どうなることやら・・・さらに発達してより強力なものになる可能性もありますし、逆に減衰する可能性もあるかもしれません。
ただ今までのプチ台風からして消滅したことはあまりない・・・
台風は0個でも台風以上に厄介なプチ台風。この先沖縄へ多大な影響をもたらしそうです(/_;)
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