
何をもって「直撃」というのか定かではありませんが、個人的には「台風の目」がかかる場所が「直撃」だと思っています。実際にその台風の目に入った経験がありますので、そのときのもの凄い状況の変化を目の当たりにしましたからね。目に入る直前までは猛烈な暴風雨で窓枠が噴水のようになり、目に入ると風が止まって異様な雰囲気になり、そしてその目から出た直後に猛烈な吹き返しの西風が吹き付けるまさに「嵐」の3段活用。
そういう状況になる場所こそ「直撃」だと思います。なので気象庁や米軍情報の進路図も参考にしますが、個人的には台風の前がどこを通るかこそ台風の実際の進路だと思います。なので今回も可能な限り台風の目を追って実際の進路をトレースしたいと思います。
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台風15号の目から推測した実際の進路(適宜更新)>
午前8時現在、台風15号の目は経度的には与那国島と波照間島の間にあります。そこから北北西に進みそうなので、もしかすると波照間島や黒島、小浜島などに直撃する可能性もあります。つまり西表島と石垣島のまさに「八重山の中心」を通りそうな雰囲気。この進路だと与那国島以外の八重山の島ではかなりの影響が出そうです。南から迫ってくる台風って最も影響が大きくなるんですよね〜。先の実際に台風の目に入ったときの経験もまさに南から来た台風の時だったので、今回はそのときにかなり似ているような気がします。
そして八重山に最接近したあとは進路をやや東寄りにするらしいのですが、その東寄りの度合いによって影響範囲は大きく変わります。宮古島はその微妙な進路の違いによって暴風域に入るか否かって感じで、沖縄本島や奄美も豪雨エリアに入るか否か微妙な感じ。でもむしろ問題は南西諸島を通過後の本土。九州直撃するか否かがポイントです。米軍情報だとギリギリ九州直撃は避けられそうですが、ただ台風はその東側に猛烈に活発な雨雲を伴いますので、直撃なしでも九州・四国・中国は大雨に要警戒。来週半ばまで最大級の警戒をして頂きたい次第です。
ちなみに沖縄は宮古・八重山が今日(23日)最接近で、沖縄本島は明日(24日)、奄美は明日(24日)の夜から明後日(25日)にかけて、そして九州は26日にも最接近しそうです。
宮古や八重山は既に台風モードなので対策は十分できていると思いますが、ただ問題は島に残された観光客。今日はむやみに外に出ないで頂きたい次第です。どのみち今日はお店もやっていないと思いますので、出ても何もできません。下手すると停電する可能性もありますので、とにもかくにも外に出ずに耐えるのみ。過ぎ去らない台風はありませんので、今日1日の我慢です。
沖縄本島に関しては今日はまだギリギリ買物など生活はできそうですが、今夜以降は豪雨に警戒です。でも宮古や八重山ほどの影響はないと思いますが、まだまだ油断はできません。
間もなく八重山が台風15号の暴風域へ。影響が最小限で済むことを願うばかりです。
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台風15号の目から推測した実際の進路>
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posted by 離島ドットコム管理人 at 2015/08/23-08:09
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沖縄台風/災害情報