2012年09月25日
台風18号発生。その名前の由来は「嵐の神」???
硫黄島近海の雲の塊。
台風18号になってしまいました。
台風18号「イーウィニャ」。ミクロネシアの言葉で「嵐の神」。
これで日本の海域にはダブル台風状態(ToT)
まぁ過去には同時に3個も4個もあったこともありますので、同時発生自体はそんなに珍しいことではありませんが、いかんせんどちらも日本へ向けて進んできているのはちょっと珍しいかも?しかも
しかも17号は沖縄へ、18号は本土へと、きちんと行き先を分けているのが憎たらしいです。
でも同時発生した台風って近くにお互いが居れば合体しちゃいそうな気がしますが、実際は逆で同時発生した場合はお互いがお互いに近づかないような進路を通ることが多いです。今回もまさに17号から離れるように18号は北上していきそうですからね。
まぁ予測は予測なので実際とは違ってくるかと思いますが、それでも基本的に行き先は変わらないと思います。
今週末は本土も沖縄も徐々に荒れ模様になりそうです(/o;)
まずは発生したばかりの台風18号。
っていうかこちらは本土へ向かっているので、放っておいても本土のメディアがこと細かく取り上げてくれますよね(笑)。既に秋雨前線との干渉による大雨への警戒という情報もニュースで出ていましたしね。
なので本土へ向かっている18号についてはメディアに任せるとして大まかに。
とりあえず本土へ向かっていますが、本土への直撃ないし上陸はまず無いと思います。この時期のこの海域は偏西風が強く吹いていますので、台風が北上しても否応無しに東に進路を変えていくと思います。現に東京〜沖縄の航空便も、東京からの行きは3時間もかかるのに帰りは2時間半とかの時間設定になっていますからね。この飛行機でかかる時間の差こそ偏西風による影響かと思いますので、今回の台風18号も偏西風に押されて徐々に東へ進路を上げ、それに伴って速度も速くなっていくと思います。
そういう意味で台風の直撃も無さそうですし、また北上に伴いスピードアップしていくと思いますので、台風による直接的な影響はそんなに無いと思います。
ただし、問題は本土近海に停滞している秋雨前線。
ただでさえ、ここ最近はこの秋雨前線によって本土は大雨だったと思いますが、その前線がまだ本土近海に残っていますので、台風が接近するとその前線に豪雨をもたらす湿った空気が送り込まれます。
台風そのものではなく、台風によって活性化させられた秋雨前線による豪雨。
特に台風に近い東日本の太平洋側では豪雨に警戒しておいた方がいいと思います。
河川の増水、道路の冠水、床上・床下浸水への警戒などなど。
まだ台風が接近していない今こそが対策を施すチャンスです。来てからでは遅いですので、しっかりとこの週末に向けて対策を施しましょう!
そして問題の台風17号。
ついに中心気圧が「905hPa」。
予想では今後「895hPa」まで勢力アップするとのことなので、ここ最近立て続けに沖縄に直撃した15号や16号と同じレベルの強烈な台風になると思います。しかも未だに動きが遅いので、この勢力はさらに上昇する可能性もあるかもしれません。
しかも予想進路が昨日もそうでしたが、目を疑いたくなる予想進路(ToT)
気象庁の予想ではまだ明確にどのルートを進むか発表されていませんが、米軍情報ではなんでこうなるの?と言いたくなるぐらい最悪の予測ルートになっています(/o;)
まず台風が北上して八重山に最接近。
しかも八重山近海で東に進路を変更するとのことなので、そういう進路変更の際は台風は速度をかなり落とすので、その間の八重山や宮古はかなりの影響が出てしまいそうです。
そしてその後は進路を東へ向けて沖縄本島の北側を通るとのこと。
さすがに今回は沖縄本島直撃は避けられそうですが、台風の東側や南側ではものすごい暴風雨になることが多いので、万が一この米軍予想通りの進路になると、宮古や八重山も沖縄本島も台風の東側か南側に入ってしまいますので、ここ最近の15号や16号以上の暴雨風になる可能性があります。
正直、台風って直撃するより中心より少し離れた東側や南側の方が被害が大きかったりします。
この東側や南側には南から湿った空気が台風によって大量に運ばれてきますので、先の秋雨前線との干渉による豪雨とは桁違いのものになる可能性を秘めています。
ただ米軍予想はあくまで予想。
このようなルートになる確証はありません。
ただ先の秋雨前線と台風の干渉による豪雨の警戒が必要な本土同様に、沖縄もほぼ全域で台風17号には警戒した方がいいと思います。
しかも先の話のように、沖縄近海で進路を変えることになると、スピードダウンしてしまう可能性が高いので、その台風による暴雨風が長く続くかもしれません。
今までの15号も16号もそのまま真っ直ぐに北上してくれたので、ある程度の影響で済んだのかもしれませんが、今回のように進路変更を伴う場合はなかなか台風が抜けてくれませんので、特にその進路変更を伴いそうな宮古や八重山近海では特に注意が必要かと思います。
通常は1日我慢すればどうにかなる台風の影響も、今回は1日半とか2日とかになるかもしれませんので、万が一の備えもいつもより多めにした方がいいと思います。
備えあれば憂いなし。
まさに台風時はそれにつきます。もちろん本土の秋雨前線と台風との干渉もしかり。
とりあえず本土は週末と言っても金曜日と土曜日に影響を受けそうですが、沖縄に関しては週末から下手すると来週にかけて影響が続くかもしれません。
確かに勢力がアップして強烈になっている台風17号ですが、それ以上に進路が直線じゃないとなるとその影響は勢力アップ以上に大きくなると思います。正直なところ、台風って勢力の大きさよりも台風の速度の遅さの方が問題で、遅ければ遅いほどその影響時間が長くなって被害も大きくなってしまいます。
あとは早めに進路変更してもらい、早く偏西風に乗って沖縄海域から抜けて欲しいものです。
ただその偏西風に乗ると、台風17号は沖縄近海を通過後・・・
本土にも接近する可能性があります(T_T)
直撃こそ避けられても、秋雨前線との干渉が再び起こる場合もありますので、今回はもしかすると沖縄より本土の方がいろいろな面で影響が出てくるかも?
どっちにつけ、沖縄も本土もこの2つの台風によって多大な影響が出てきそうなので、何より台風が来る前に備えを十分にして、あとは台風の影響が無くなるまで堪えることです。
また今回も「記録的」を越えた「観測史上最高」とかいう表現が出そうです(/o;)
台風慣れしている沖縄でもここまで強力な台風が毎回沖縄に接近すると、もううんざりです。
はぁ・・・。
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/09/25-07:03
| Comment(3)
| 沖縄台風/災害情報