今日のツイッターは台風情報ばかりで申し訳ありませんでした。
ただ一つ言いたいのは、私個人として台風直撃を何度も経験していて、その中で最も辛かったのが「情報の不足」だったからなんです。雨がどうだとか、風がどうだとかなんて気象情報はどうでもいい話も多く、とにかく停電の範囲はどのくらいなのか、いつ回復するのか、欠航だった飛行機はいつ再開するのかなどの交通網とライフラインの情報の不足。
とかく台風直撃時は停電してしまうことが多いので、テレビも見れませんし、電池式のラジオを備えている人も少ないと思いますし、虎の子の携帯電話も正直なところ、情報は簡単に手に入れることが出来ませんでした。あっても先の台風の進路や雨や風などの気象情報ばかりで、しかも更新頻度が遅い。
最も欲しい交通やライフラインの情報はほとんど流れてくることはなく、とにかく不安が募りました。
しかも要らない気象情報をチェックするうちに携帯電話の電池が厳しくなって逆にストレスになるし・・・
そういう意味で今回の台風16号の際は、そのライフラインと交通情報を適宜ツイッターでつぶやいた次第です。
さすがに停電からの復旧までは情報提供することは出来ませんが、その停電の状況が徐々に増えていくのか、減っていくのかを知るだけでも全然違いますからね。増えていけばしばらく我慢するしかないという意味で多少の覚悟は必要ですが情報を得ることによる安心感がありますし、減っていく情報なら自分のところもいつかは再開するという希望がもてますからね。
2007年の台風4号の時は停電になってもいつ復旧するかなんて予想すらできませんでしたし、ましてどのエリアが停電しているのかさえ情報がありませんでした。なので車で買物に行ってもどこが停電しているか否かなんて分かりませんので、途方に暮れた次第です。でも停電している範囲が分ければ通電しているエリアへ行けば水や食料やガソリンが手に入ります。
この情報の有無は全く台風時の対応が変わりますからね。
また交通網の情報も2004年の台風18号直撃で那覇空港がほぼ3日間全便欠航になった際に、いつ飛ぶのかという情報が全く入ってこなくて、那覇空港内で待っている際もものすごいストレスでした。また臨時便も出るという情報はあってもどの程度出るのか、どの便で出るのかもわかりませんのでしたので、自分が持っている空席待ち番号がどの程度で回ってくるのか不安で仕方ありませんでした。
台風時は暴風や豪雨による気象情報も必要ですが、こういうライフラインや交通網の情報の方がもっと必要だったりします。しかしメディアは絵になる暴風や高波などの気象情報ばかりを流して、本当に必要とされているライフラインや交通網の情報には全然触れませんでした。またネットで探すにしても、普段チェックしない情報が故に、なかなかその情報にたどり着くことが出来ず、停電時でも空港で待たされている場合でも、携帯などの電池状況は厳しくなるばかりで、情報が得られないばかりか電池の不足によってもストレスを感じてしまいます。
それを少しでも軽減させ、手助けになればと思って、最も情報を広めやすいツイッターを活用した次第です。
自分が辛かった体験を他の方には少しでもして欲しくないというだけです。
ただそれだけです。
もともとホムペの離島情報も島巡りをしたくても情報が全然なかったので、次に島巡りをする方が少しでも楽になればと言う思いで始めましたので、今回のツイッターによる台風情報の提供も同じ気持ちです。
確かに今回の台風の影響がない方にとっては、タイムラインに台風情報ばかり並んで迷惑だった方もいるかもしれませんが、先の私の気持ちを察して欲しい次第です。
ホントに、2004年の交通網の情報、2007年のライフラインの情報不足は、辛かったんです・・・(T_T)
おそらく人生の中でトップ10に入るといっても過言じゃないほどの辛い経験だったので、そんな経験を他の人にはして欲しくないという意味で今日は1日情報収集に奔走し、ツイッターで提供した次第です。
幸い、那覇市街は停電せずに済みましたので、情報収集ならびに発信できて良かったです。
ちなみに台風16号は雨雲レーダーでリアルタイムに場所を確認した限り、夕方の時点でトカラ列島の西の海域を北上中です。幸い、今回の台風の進路は真北に進んでいるので、南西諸島を縦断するという事態にはならなかったので、北上にともないその影響も徐々に少なくなってくるかと思います。
沖縄は夕方の時点で台風の雨雲群から抜けて、暴風域からも徐々に抜けつつあります。
また奄美諸島は夕方の時点で奄美大島に南から湿った空気が入り込んでかなりの豪雨になりましたが、これもまた夜には収まる傾向になると思います。ただ奄美に関しては今回も大規模な停電になってしまいましたので、せめて暗くなるまでには電気が復旧して欲しいものです。私も24時間以上の停電を経験しましたが、やっぱり夜が辛かったですからね。
午後3時の段階で奄美諸島では46000軒が停電、沖縄では一時期62800戸まで停電していましたが、午後3時の段階では32200戸まで減少しています。
沖縄の停電は減少傾向ですが、奄美はまだ増加する可能性もありますので、あとは台風に早く過ぎ去っていただき、少しでも早く電気を復旧して欲しいものです。
出来る限り暗くなるまでに!!!
沖縄電力さんならびに九州電力さん。
あと少し、がんばってください!!!
2012年09月16日
台風に負けない!きっと去ったあとはこんな海が戻ってくる!!!
台風16号が直撃した沖縄。
でも沖縄は台風には負けません。人も自然も台風には負けません。
海も今は荒れ狂っているかもしれませんが、台風のあとはしばらく海は濁るものの、その濁りがとれたときには台風が来る前以上に透明度がアップします。
きっと戻ります。海も自然もそして町も。
今は耐え、その先の明るい世界を目指しましょう^o^/
毎週日曜日にアップしている壁紙ですが、その台風が過ぎて落ち着いたその明るい世界を彷彿させる様子をお届けできればと思います。
どんなに荒れ狂った海もいつかは落ち着きます。
そういう意味でも落ち着いた海、夏の海の様子をお届けしたいと思います。
台風時はとかくネガティブな情報ばかりになってしまいますが、あえてポジティブな素晴らしい離島の海の光景を今回はお届けします。
きっとこういう海に戻ります。
あと少し、もう少しの辛抱です。
台風は必ず過ぎ去ります!!!
下地島〜まだ夏は終わらない
下地島〜天然のプール
<離島ドットコムの壁紙コーナー>
でも沖縄は台風には負けません。人も自然も台風には負けません。
海も今は荒れ狂っているかもしれませんが、台風のあとはしばらく海は濁るものの、その濁りがとれたときには台風が来る前以上に透明度がアップします。
きっと戻ります。海も自然もそして町も。
今は耐え、その先の明るい世界を目指しましょう^o^/
毎週日曜日にアップしている壁紙ですが、その台風が過ぎて落ち着いたその明るい世界を彷彿させる様子をお届けできればと思います。
どんなに荒れ狂った海もいつかは落ち着きます。
そういう意味でも落ち着いた海、夏の海の様子をお届けしたいと思います。
台風時はとかくネガティブな情報ばかりになってしまいますが、あえてポジティブな素晴らしい離島の海の光景を今回はお届けします。
きっとこういう海に戻ります。
あと少し、もう少しの辛抱です。
台風は必ず過ぎ去ります!!!


<離島ドットコムの壁紙コーナー>
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/09/16-11:50
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| 沖縄離島ドットコム
台風16号。本島北部の慶佐次湾あたりから上陸し大宜味に抜ける。

台風16号。まさに本島に直撃しました。
沖縄本島北部のやんばる東岸の慶佐次湾あたりから上陸し、そのまま北の大宜味村へ抜けた模様です。気象庁などの台風情報では正確な進路が分かりにくいですが、過去の雨雲レーダー画像から台風の目を追えばかなり正確な進路が推測できます。今回のこの図も雨雲レーダーに現れている台風の目を1時間ごとに拾ってプロットしてみました。
こうして1時間ごとに台風の目の移動を見ているととてもリアルに台風の進み方を感じることが出来ると思います。
ただ台風の目は私自身入ったことがありますが、目の中はホントに穏やかな気候なんですよね。ただ問題はこの目の境界線が猛烈な暴風雨になって、その目の中心に入る寸前までは猛烈な東からの暴風雨が吹き付け、目が抜けた直後にはいわゆる吹き返しの西からの突風が吹き荒れます。特に台風の目の前は雨がものすごく、過ぎた後は風が強いことが多いですので、今後もこの台風の目を注意して追うとその影響も推測できるかと思います。特に午前10時の段階では沖永良部島のすぐ近海に台風の目があるので、沖永良部島はさらなる暴風雨が懸念されます。
でも台風16号の進路はそのまま北へ抜けそうなので、徳之島や奄美大島に接近する可能性は低そうです。台風の目から離れれば離れるほどその影響は多少は減りますが、ただいかんせん奄美諸島全域が台風の暴雨風が特に強い「東側」に位置するので、今回も奄美諸島の各島は記録的な豪雨に襲われてしまうかもしれません。
既に最接近した与論島や沖永良部島では7割以上の世帯が停電しているらしいですし、今後もその停電範囲はさらに広がるかもしれません。
もちろん直撃した沖縄本島でも今回は15号のときよりはるかに停電範囲が広く、今回は沖縄南部から中部、そして直撃した北部まで沖縄本島全域で停電が発生しています。
特に台風が通過した東海岸の停電範囲が広くて、南部でも南城市で大規模な停電が起きていて、中部でもうるま市や読谷村で広範囲に停電。そして北部では名護市で10000戸が停電しており、午前9時の段階で「62800戸」が沖縄で停電。
そして奄美諸島でも午前9時の段階で「20100戸」が停電しており、中でも与論島や沖永良部島では全体の95%以上が停電しているらしいです。詳しい情報はツイッターで適宜アップしていますので、そちらを参照願います。
ただ最大瞬間風速は当初の予測よりも弱かったものの、午前6時台に国頭村で55.3m、午前7時台に伊是名島で52.6m、午前4時台に南城市で41.6m、午前3時台にうるま市で39.4mを記録した模様です。
とはいうものの、今回の台風は強風もさることながら雨雲を大量に伴ったものなので、風台風というより雨台風かもしれません。いや、今回の印象としては「雨風台風」というどっちも凄まじいような気がしています。
当初は風台風になると思いましたが、タイミング悪く秋雨前線が発生していたので、特にその前線がある台風の北側での雨がすごかったようです。
そういう意味で今回は風も雨も強烈な台風になってしまったらしいです。
ちなみに一時期「900hPa」まで中心気圧が低下して、上陸時の中心気圧が記録的なものになるのでは?と懸念されていましたが、まだ正確な情報はわかりませんが、名護市で上陸時の午前7時の気圧は「942.0hPa」。
台風そのものはまだ「925hPa」とのことなので、上陸した東村の慶佐次あたりでは「925hPa」より低い中心気圧だったことが伺えます。名護で「942hPa」だったとすると、東村の慶佐次では「920hPa」を切る中心気圧だったかもしれませんね。そうなると過去の上陸時の中心気圧の記録のトップ10に今回のものは入ってしまいそうですね(/o;)
<過去の台風における上陸時の中心気圧などの情報>
とりあえず停電や被害状況などはツイッターで可能な限りリアルタイムに発信したいと思いますので、今後はそちらを参照願います。
このブログはそれらの情報をまとめ次第、適宜更新したいと思います。
とにもかくにも、被害が最小限で収まることを願うばかりです・・・
ちなみにライブカメラも台風の影響で網戸がかぶってしまい、現在見えにくい状態になっています。しかもカメラ本体ではなくカメラの外の話なので、簡単に直せません(涙)。台風が収まってもしばらくその網網の状態になってしまいますが、台風シーズンが終わるまで我慢して下さいね(/o;)
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/09/16-10:23
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| 沖縄台風/災害情報