2012年08月26日
今日の沖縄本島は「忍耐」。台風15号をやり過ごしましょう!
いよいよ台風15号の影響が本格化してきた沖縄本島。暴風域にも入ってきたようです。
さすがにここまで来ると全国メディアでも適宜取り上げてくれるようになってきたので、リアルタイムな情報や数値的な情報はニュースの方が細かく伝えてくれるのでそちらにお任せするとして、今回は台風時の沖縄での過ごし方などを綴りたいと思います。
とにかく、興味本位で外に出ないこと。
とかく観光客は興味本位で外に出ようとしますが、今回の台風はまともに歩けないどころか立っていることもできないレベルになる恐れがあります。加えて暴風で何が飛んでくるかわかりませんので、怪我どころか命の危険もありますので、絶対に外には出ないようにしてください。道路の向かいのお店に行くにも危険なので、とにかくできるだけ一歩も外に出ないこと。
また外に出ようとして傘を持っていくのはもってのほか。外へ出たら一発で傘は壊れますし、その傘の影響で転倒したり、その傘が飛ばされたことによって他人に怪我をさせたり車や建物に被害をもたらす可能性がありますので、今日はどうしても外に出なければならない場合は絶対に傘は持っていかないこと。
そもそも台風直撃時はスーパーなども含めてお店はどこも閉めてしまいますので、外に出ても買い物できるお店もほとんど無いと思います。コンビニだけはどうにか影響しているところもありますが、そこまでして行っても既に食料も飲み物も売り切れている場合も多いので、とにかく台風時は事前に買い出しをしておいて、最接近時は外に一切でないことにつきます。
・・・もう暴風域に入っていると思いますので時既に遅しかもしてませんが。。。
台風時の情報源である携帯電話の電池残量には要注意!
沖縄に住んでいる人なら停電慣れってわけじゃないですがおおよその停電対策はできていると思いますが、旅行で今回の台風に遭遇しそうな方は停電対策をしておいた方が良いと思います。ホテルでも平気で停電しますので要注意です。
停電して一番困るのが情報からの断絶。テレビはもちろんことネットもできなくなりますので、情報源は携帯だけとなります。本来ならラジオといいたいところですが、電池式のラジオを持っている方はほとんど居ないと思いますので、実質携帯電話だけということになります。
確かに携帯があればスマホなどでネットも可能ですが、問題はあまりネットに接続しすぎると携帯電話の電池がすぐに切れてしまいます。もちろん停電なので充電はできませんし、万が一の連絡手段として携帯電話での通話はできるようにしておかないとならないので、この携帯電話の電池対策がとにかく台風時は必要です。
停電前に簡易的なものでもいいので予備電池を用意することが一番ですが、レンタカーなどの車がある場合はシガーライターソケット式の充電器があると停電時はかなり助かります。私自身も2007年の台風直撃時に台風が過ぎたあとに車で携帯を充電できてとても助かった経験があります。
常に予備電池を持っている人は大丈夫だと思いますが、無い人はすぐにでもコンビニなどで予備電池を購入することをお勧めします。
ただ先の話のように暴風域に入った後だと外に出るのは危険なので、その際は携帯電話の電源を必要以外は切っておいてとにかく携帯電話の節電に心がけることでしょう。
情報から閉ざされることが台風時は一番不安になりますので、この情報源でもある携帯電話の電池対策をとにかく施しておきましょう。
ちなみに携帯電話やスマホで台風情報をチェックする場合は、台風の進路情報だと1時間ぐらい遅い情報ですし、テレビやネットでのニュースからの情報はさらに遅い情報なのであまり有益ではありません。台風時は雨雲レーダーでリアルタイムな雨雲分布をチェックして、その渦の巻き方で台風の位置を確認するのがおすすめです。雨雲レーダー情報は5分ごとに更新されますので、かなりリアルタイムな台風の位置を想定できます。
そういう意味で台風時は携帯やスマホで一発で雨雲レーダーがチェックできるようにブックマークしておきましょう。
<雨雲レーダーで雨雲の渦の中心で台風の位置をチェック!>
停電時は電気以外も止まります。
去年こそ電力不足で本土では計画停電によってある一定時間の停電を経験された方も多いかもしれませんが、沖縄での台風時の停電は一度なると台風が通り過ぎるまで復旧しないことがほとんどなので、24時間以上の停電はざら。2時間程度なら我慢すればいいのですが、24時間ともなるとある程度の備えがないととてもまっとうな生活はできなくなってしまいます。
もちろん停電なので電気が来ないので家電やエアコンなどは使えませんが、以外なところで水道はほとんど止まります。本土なら「圧送」と呼ばれる電気を使わないで送水する方式もありますが、沖縄の水道は水圧がそれほど高くないので、電気的にポンプでくみ上げた後に圧送するところがほとんどだと思います。その証拠に沖縄の家の屋根の多くに貯水タンクが載っていますよね。
とりあえずその水槽に水が残っている間は給水可能ですが、意外と早く無くなってしまい、結果的に断水してしまいます。
なので沖縄の場合は停電になる前に浴槽などに水を貯めておくのが台風対策のうちの一つ。
意外と飲み水以外の水って結構多く必要なので、飲み水があるから水はいいやとは思わないで、浴槽やバケツなどにできる限り水を貯めておきましょう。
あとガスもコンロによっては点火やガス制御に電気を使っているものもありますので、ガスも使えなくなる場合もあります。
ですので台風時は調理しなくても食べることができるものを備えておくのがおすすめです。
冷蔵庫も止まってしまうので、冷やしておかなくても鮮度が損なわれないものがおすすめです。パンが一番無難かな?
とにかく台風時の停電は電気以外のものにも影響が出ますので、全てのライフラインが止まっても生活できるような備えをしておくのがおすすめです。
言うまでもありませんが海には近づかないこと。
先の話の通り、外に出ないのなら問題はありませんが、台風の風が弱まってもすぐに海の近くには行かないでください。台風の波は通過後も残っていますので、突然の高波が襲いかかってくるかもしれませんので、台風の最接近時のみならずその前後でも海には近づかないでください。
沖縄には本土のような大きな川はありませんが、那覇市街には川や水路が多いので、増水する可能性もありますので川にもあまり近づかない方がいいかもしれません。でも川より問題なのが海なので、とにかく台風時は海に近づかないことにつきます。
避難するなら強固な建物へ。車はNG。
台風直撃時は車でやり過ごすのは危険です。このブログで何度もお見せしていますが、台風時は車が横転するだけではなく、180度ひっくり返ることもありますので、車で台風をやり過ごすのはとても危険です。もし車でやり過ごすなら屋根と壁があるガレージのような場所にするのがベストで、屋根だけしかないところだと風がさらに強く抜けるのでとても危険で、さらに吹きさらしの場所だと先の横転などの恐れがあるばかりか、どこから何が飛んでくるかわかりませんので非常に危険だと思います。
台風時はとにかくコンクリート造の強固な建物に避難すること。赤瓦の沖縄の伝統的な木造住宅だと屋根が飛ばされる可能性もありますので、できるだけコンクリート造の建物に避難することをおすすめします。
他にもいろいろありますが、幸い沖縄には増水して氾濫する川が少なく、雨水も海にすぐに流れ出すので本土ほどの洪水リスクは少なく、また沖縄には地下街がないので地下への浸水は一部の地下がある建物だけなので、水害の面では本土ほどの影響は無いかもしれません。
むしろ吹き付ける雨が窓枠の特に下から室内に入り込んで、1階じゃなくても室内に浸水することが多いので、この窓枠からの浸水対策の方が必要だと思います。正直、沖縄の住宅はこの窓部分の作りが甘く、浸水しやすいのも事実で、ホテルに関しても住宅より機密性が高いものの、窓枠からの浸水もあります。沖縄での水害は洪水よりこの窓枠からの浸水の方が可能性が高いので、コンクリート造でもこの窓枠対策はしっかりしておきましょう。
私の家は梅雨明けすると解放できる窓を1個だけに決めて、残りの窓は枠部分全てに目止めしておきます。一般的には窓枠にタオルなどを敷いておくだけでOKと思われがちですが、2007年の台風4号の時はそれだと5分も持たなかったので、いろいろ試した結果、ビニールテープで浸水しそうなところを全て目止めしておくことにしました。このおかげでそれ以降の台風での浸水は一切なくなりました。
まぁホテルなどではそこまで時ぶんっでする必要はないかもしれませんけどね^^ゞ
とにもかくにも台風15号は沖縄本島およびその周辺離島に多大な影響をもたらす可能性が高いので、先の話もさることながらとにかく備えを万全にしておきましょう。そして外には一切出ないこと。
興味本位でやったことがとんでもない結果をもたらす可能性がありますので・・・
自分だけじゃなく他人へ多大な影響を与える場合もありますので、台風時はとにかく「忍耐」です。
嵐はいつか通り過ぎます。
ジタバタしても始まりませんので、台風時はとにかく「忍耐」に限ります。
私自身は現在本土にいますが、この本土からもできる限りの情報提供ができればと思います。
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コメントが多すぎて対応し切れませんので^^ゞ
迷ったときはまだ行く意志がある証拠!相談する前にこちらをお読み下さい。
台風が心配なのはわかりますが、コメント書込前にこちらをお読み下さい。
posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/08/26-04:42
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| 沖縄台風/災害情報
台風一過ならこういう海も・・・(T_T)
記録的な台風15号。
詳細は別の記事で綴ることとして、こういうネガティブな状況の時こそ、ポジティブな景色を思い描いて台風一過を期待しましょう。
嵐は必ず去る。
こういうときこそ前向きに物事を考えましょう。
そんなわけで、今回の壁紙は台風一過で波も落ち着けばこんな透明度の高い海も望める慶良間の海。
といっても台風一過でも2〜3日は濁りが残るので、透明度が高くなるまで時間がちょっとかかりますけどね。しかもこの時期の沖縄は台風が立て続けに来ることが多いので、透明度がアップする前にまた台風到来とか・・・
ちなみにこの壁紙はまさに台風シーズン前の7月の風景なので、そういう意味でも7月の梅雨明け直後はねらい目なんですけどね〜。
それにしてもこの透明度の高さ。
離島の海は青々してキレイですが、あれってある程度の濁りがあるから青く見えるものも多く、ホントに透明だと青色に見えないものも多いんです。慶良間の海はその青色を越えた透明な色が多くて、そういう海はビーチから見るよりこうして海から見る方がよりキレイに望めるかもしれません。
たまには違った角度から見る海も良いものですよ。
でもこれだけ水面近くの写真を撮るとなると、普通のデジカメだと波をかぶっちゃいますので、やっぱり離島では防水デジカメの方が重宝するかもしれません。
離島旅行を機に防水デジカメを購入してみてはいかがでしょう?
最近は安いものも増えましたからね。
シュノーケリング程度なら水深も浅いので安いものでも十分活用できると思いますからね。
まずは台風15号にはできるだけ早く沖縄海域を抜けてもらって、少しでも早くこの壁紙のような透明な海に戻ることを願うばかりです。
<楽天市場で「防水デジカメ」を商品検索する>
阿嘉島〜透明度高すぎ!
阿嘉島〜透明すぎると青くない
<離島ドットコムの壁紙コーナー>
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嵐は必ず去る。
こういうときこそ前向きに物事を考えましょう。
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といっても台風一過でも2〜3日は濁りが残るので、透明度が高くなるまで時間がちょっとかかりますけどね。しかもこの時期の沖縄は台風が立て続けに来ることが多いので、透明度がアップする前にまた台風到来とか・・・
ちなみにこの壁紙はまさに台風シーズン前の7月の風景なので、そういう意味でも7月の梅雨明け直後はねらい目なんですけどね〜。
それにしてもこの透明度の高さ。
離島の海は青々してキレイですが、あれってある程度の濁りがあるから青く見えるものも多く、ホントに透明だと青色に見えないものも多いんです。慶良間の海はその青色を越えた透明な色が多くて、そういう海はビーチから見るよりこうして海から見る方がよりキレイに望めるかもしれません。
たまには違った角度から見る海も良いものですよ。
でもこれだけ水面近くの写真を撮るとなると、普通のデジカメだと波をかぶっちゃいますので、やっぱり離島では防水デジカメの方が重宝するかもしれません。
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まずは台風15号にはできるだけ早く沖縄海域を抜けてもらって、少しでも早くこの壁紙のような透明な海に戻ることを願うばかりです。
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阿嘉島〜透明度高すぎ!
阿嘉島〜透明すぎると青くない
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posted by 離島ドットコム管理人 at 2012/08/26-04:25
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