私が本土で長い間建築業界に携わっていたのはホムペなどをご覧の方はご理解かと思いますが、沖縄に住んでみてホントに沖縄で建設業界にいなくて良かったと思いますよ。
ちなみに本土でも最後の数年間は建築業界から離れてネットベンチャー系にいましたので、現在はその流れを引き継いで沖縄でもネット系の仕事をしておりますが^^;(詳細は内緒)
でも最初の頃は一級建築士の資格を生かしてまた沖縄でも建設業界に戻る選択肢もありかな〜って思った時期もありますが、結局建設業界の嫌な面を山ほど見てきたので、戻りませんでしたけどね。
そして本題。沖縄の建設技術の精度の甘さは以前からこのブログにも書いていましたが、確かにその点でも沖縄の建設業界は嫌だな〜って思いますが、それは工事監理(←この監理です)でどうにでもなりますが、問題はスケジュール管理(←この管理です)。
沖縄の施工者ってやる気あるの?ってくらいスケジュール管理が甘いです。一般生活でなぁなぁで時間を過ごすのは構いませんが、ビジネスの場にそれを持ち込んで欲しくないものです。
というのも現在仕事場の近くで建設工事をやっていてかなりの騒音に苦しめられていますが、先週末でその工事は終わるはずでした。○月○日オープン!って大段幕が掲げられていましたからね。
しかし今週。まだ工事が続いているどころかどう見てもオープンできるような状態ではない工事状況。あの大段幕は嘘だったのか〜?って言いたくなります。っていうかそこまで工事が遅れると本来オープンする予定だったものがオープンできない訳なので、普通なら賠償問題になります。なので品質管理と同じぐらいスケジュール管理は徹底的にやるのが普通なんです。
なのに今の状態だと当初のオープン予定からは1週間以上遅れそうな雰囲気。質も悪ければスケジュール管理もできない沖縄の建設業界。ホントに沖縄で建築家の仕事をしなくて良かったと思います。
・・・まぁそれ以前に談合(官制談合)なんて当たり前、天下りなんて無いと成り立たない建設業界に嫌気がさしていましたけどね^^;あと建築家の中でも派閥があるし、ホント日本の政治の縮図のような世界でしたよ。今となってはホントに建設業界を辞めて良かったと思います。でも一級建築士とリフォームの資格がもったいないけど^^;
ちなみに東京などだと中高層という条例があって、周辺住民(会社も含む)への説明、騒音の軽減などを施すことを義務づけられているのですが、沖縄ではそういった条例がないので、工事関係者のやりたい放題です。普通なら防音パネルなどで騒音防止をするのですが、沖縄に来てから防音パネルってものを見たことがないレベル。
しかも仮囲い(工事現場で道路と敷地との境界に立てている鉄板の壁)も無く、埃やチリは散らかり放題。あと敷地からの出口も本土ではトラックが出る際に道路が汚れないように施しているのですが、沖縄ではそれを全くやらないので工事現場の近くの道路は泥まみれって具合。
もし自分の現場がそのような状態だったら気が狂うな・・・ってレベルです。逆にこのレベルの人が本土の都市部での仕事は無理だろうな〜って思いますよ。精度も悪いしモラルも低いし、そしてスケジュール管理が全く出来ないし。ホント沖縄で建設業界に携わらないで良かったと思う今日この頃。なのでこれから沖縄移住をしようと思う方で建設業界をお考えの方はちょっと考えた方が良いかと思います^^;
あまりにその工事の騒音がうるさいのでついつい愚痴ってしまいました^^;申し訳ないです(愚痴なんでコメント不可とします)。
posted by 離島ドットコム管理人 at 2007/07/31-14:10
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沖縄ライフ